住宅団地に位置するこの土地は、住宅地の中を貫通する遊歩道に面しており、敷地東側の山並みと遊歩道の並木道の景色を取り入れることを目標としている。
建物は、北側より南側に向かって次第に屋根が上がっていく片流れの平屋建てとなっており、平屋建てとしての新しい形を目指した。

屋根の下には、パブリック・セミパブリック・プライベートの、機能ごとにまとめられた3つの箱が並列して構成されており、各々の箱の間に並行してとられた廊下が「間合い」として、建物にゆとりを与えている。
また、この廊下も含め、各々の箱からは東側の風景が眺められると共に、天井高が異なることでそれぞれの空間の特性を楽しめるようになっている。
家の中にいながら、一日の移ろい、春夏秋冬が、光の動きを通して味わえる住宅となっている。

敷地面積 259.64㎡
延床面積 135.07㎡
竣  工 1998年
施  工 甲斐建設