O CLINIC PROJECT

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久留米市内中心部を通る明治通りに面した医院の建て替えプロジェクト。
無痛の内視鏡検査を中心とした胃腸科医院で先代からの建物を引き継がれ
診療を行われてきましたが、建物の老朽化及び内視鏡検査からリカバリー
に至るスムーズな動線確保の必要性等から住宅付きクリニックとしての
建て替えとなりました。
既存施設での診療を行いながら施設東側の来客用駐車場に2階建て
鉄骨造の建物を新設、移転後、既存施設を解体、跡地を来客用駐車場と
しています。
建物は片道3車線の広い明治通りに直交して面しており間口が狭く
小さく見えやすい為、大通りからの視認性を高める上で建物東側診療開口部
上部の庇が道路側に回り込みそのままエントランスを経て駐車場側へと
ゲート状に延びることにより大きく見せる工夫を行っています。
既存駐車場の間口は12mで建物の間口は10mという枠組みの中で
患者用主動線、レントゲンへの動線、スタッフ用動線の3つのルートを
確保しています。また、2階住宅への出入り口を奥に確保するため
スタッフ専用出入り口は前面道路側に配置し領域を明確に区分しています。
待合ホールは上部が吹抜で拡がりのあるスペースとし吹き抜けに面する
2階スタッフ用通路上部に設置したトップライトから木ルーバーを介し
拡散される柔らかな光で満たされながら西側に造られた築庭を眺めることが
できます。
診療部は診察・処置・超音波・Ⅹ線のゾーンと内視鏡・大腸スコープ控室・
リカバリーの二つのゾーンに分かれていますが診察・処置・超音波・内視鏡
は先生のご要望もあり全体が一体となって気配を感じられるように仕切壁の
上部がガラスが入った欄間になっておりそのグループ全体の壁仕上げに
タモ柾目の突板を使用しナチュラル感を演出しています。
受付はコロナ禍もありオープンとせず既存施設と同じように上部をガラスで
仕切っています。受付裏の事務ゾーンは前面道路側の風除室前に設けられた
職員出入口及び階段を通し2階のスタッフルームとコンパクトに繋がってい
ます。
住宅は建物と一体化した2階庭園付き専用テラス(奥行2.4m)により
マンションでは得られない戸建て感を演出しながら、住居付医院としての
生活感が出ないようになっています。また、1階エントランス及び
2階寝室前通路を通しクリニックと繋がっており患者さんの目に触れない
状態で上下で回遊できるようになっています。
医院としての機能、住宅としての機能のどちらも複雑な機能を満たし
補完し合いながら一つの大きなデザインの中でまとめた建物になっています。

久留米 O CLINIC PROJECT

所在地  福岡県久留米市
用 途  住宅付診療所
設計監理 意匠 大石和彦建築アトリエ
     構造 黒岩構造設計事?所
     設備 蟻設備設計事務所
施 工  半田建設
敷地面積 760.37m2
延床面積 523.56m2(診療部361.88m2
          (住宅部153.49m2
構 造  鉄骨造2階建て
photo  Techni Staff