2007.06.23
タペストリーハウス轟沈!
きのうから少しまとまった雨が降り、梅雨らしい一日となっています。
朝の10時より、施主のご実家にお伺いして,先日ブログに書いた第3案
タペストリーハウスの提案を行なってきました。
プランを見せた瞬間、奥様の表情が冴えず、(あぁー気に入っていないなあ)と
思いました。ご主人は一生懸命前向きにフォローされていましたが、個室同士が
分離されすぎていることへの強い拒否感がおありのようでした。
前回ご提案した幕の内ハウスでは、プランがランダムになっているため、結果として
フレキシブルな対応が可能な構成になっていましたが、
今回のように幾何学的構成で形を決めてしまうと対応が難しく、施主の一言で
一角が崩れ、一気に成立しなくなる弱さがあります。
でも、そういう部分が見えたら見えたで、プランニングって面白いと思います。
とにかく、お互い気を取り直して、福岡の寿司屋はどこがおいしいかとか山笠の話とか
3時間程いろいろとお話させていただき、ご主人からの前向きな逆提案もあり、
再度、第3案を検討することになりました。
また、同時にもう一度、お互いにとって諦めがたい第2案幕の内ハウスのコストダウン
を考慮した調整案をつくり、最終判断を仰ぐことになりました。
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タペストリーハウス・・・都会のビルの中などで映える建物だなぁと好きでした。京都の町屋の家にも、こういった家の中にある箱庭みたいなものがありますよね。外からはわからない、家人だけの光と静寂がそこにある感じで、ガーデニングの好きな方とかにも好評かと思いました。大石さんの設計される家は、森林・海、自然の中にこそマッチするなぁと思うので、逆に家の中に自然を取り込む方法で、都会の中でマッチする家ができるのかぁと思いました。
建築には何も知識のない私ですが、読んでて非常におもしろいです。
・・・ちなみに我が家は竹の子が庭に生えるDOINAKAです。
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いつも書き込みありがとうございます。建築分野外の方に読んでいただいて光栄です!自然が回りにいっぱいあるところって、当たり前になって
あまり意識しないかもしれませんが、建築というフィルターを通すと
見違えるほど生き生きした素晴らしい風景になります。そこが僕たちの
腕の見せ所です!そうでないとても自然が限られた都会でも同じような
方法でうまく内部空間に取り込んでいけます。どんなに過酷な状況でも
逆手にとれば、逆に普通以上に面白いことができる場合があります。