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先週、非常勤講師をしている九産大で第2課題の合評会が行なわれました。
5人の講師が各々に担当する班から1名から4名ぐらいを選び、
全員で講評を行います。
私が担当した班からは、4名を選びました。
怒りのハッパが効いたのか、みんなよくがんばりました。
9mキューブの中での空間構成が第2課題のテーマです。
1年生にしては、本当にがんばっていると思いました。
以下、力作をご紹介します。

キューブ状の外形を保ちながらも木の幹をイメージした自由曲線によるフレーム
が構造体になっており、ダブルスキンによる中の壁を支えています。
枝と葉も含め抽象化されておりキューブ状の中を歩き回れるようになっています。



帯状のスチレンボードの裏に垂直と斜めの等間隔の切れ目を入れ、ヘビ状にうねる
プレートを檻をイメージさせるキューブの中で自由に動かせながら、空間を構成しています。

上から見るとこういうふうになっています。タイトルはそのまま「シロヘビ」!
学生らしい元気な案です。



森の中をイメージした作品。木漏れ日をダブルスキンによるスクリーンの重ね合わせ
によって抽象的に表現しています。


やわらかい光のグラーデーション。


最後は、キューブを鳥かごに見立て、かごの鳥になった気持ちで人が屋上へと
上っていけます。かごからはみ出したスロープは束縛から逃れる自由を表わし、
外形のフレームは、たまごを三つ積み重ねたものを抜いてできた図と地の地で
屋上を支えるエレガントな構造体になっています。

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