2008.02.12
ノンスケの達人
ノンスケ------ノンスケベ(スケベではない)ではありません!
業界用語でノンスケール。
通常、設計図面は常にスケール(縮尺)を通して実際に大きなものを
限られた図面という枠組みの中で正確に表現するために縮小して
書く必要があります。
そこで必要なのがスケール(縮尺)です。
住宅設計の場合、A2サイズ(A4の4倍)の用紙に平面、立面図等は1/100、
平面詳細図は1/50、もっと細かい詳細図面は1/10で書きます。
そういう意味においてスケールは、とても大事ではあるのですが、
現場での打ち合せにおいて、相手に大事な意図を伝えるための手段として
ノンスケールつまり縮尺に基づかないスケッチの方がその場で
即、相手に伝えやすい場合が多々あります。
そんな、ノンスケの達人が現在、LIGHT TUBEを施工していただいている
筑羽工務店のハタさんです。
どんな図面かといえば下の写真のようなスケッチ。
頭の中に僕たちの書いた図面と納まりがすべてインプットされています。
このようなノンスケが描ける現場の方は、ハタさん以外、これまで出会ったことがありません。
かなりの熟練がないと書けないものです。
ちなみに自慢ではないですが、30年選手としてボクもノンスケは描けます!
ハタさんみたいな野太さはありませんが、開口枠まわりのスケッチです。
ハタさんとの打ち合せは、お互いいつも施工図なしのノンスケでの確認です。
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