2008.12.08
東京ステイ12月 その3
朝食をホテルで済ませ、青山より渋谷に出て東横線に乗り、大倉山へ。
今月の新建築に紹介されていました妹島和世さん設計の集合住宅を見てきました。
構成のプロセスがわかりやすく、雑誌よりも実際の方が洞窟的で
曲面状にくり抜かれたヴォイドが上下に重なり、立体的抜け感と奥行きを感じさせます。
壁を白く塗装すれば、曲面としての柔らかさが出たかもしれませんが
仕上げがコンクリートの打ち放しのため、ソリッド感のほうが強く
その結果として洞窟的に感じてしまうのかもしれません。
地面に繊細な地被植物が所々に植えられており、ピンクの草花との組み合わせが
とても詩的な雰囲気を造り出していました。
その後、いよいよ乃木坂のギャラリー間の安藤忠雄展に。
ところが-----—ガーーン!
日、祭日は休みということでした----------。
全ての予定が狂い、やむを得ず近くの黒川さんが設計された新国立美術館に。
想像以上にダイナミックな空間でしたが、たまたま、日展があっていることもあり
とにかく人が多く、ざわついています。
メインのホールすべてに展示室の入り口が団地のように配置されているためか、
巨大な建物の割には、鑑賞者が分散されず落ち着かない印象を受けました。
その後、東京ミッドタウンの21・21 DESIGN SITEで開催されている
吉岡徳仁のSECOND NATUREを見て帰途につきました。
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