2009.04.15
一流は逃げをつくらず
きょう、久米宏の番組に華道家で前野さんという方が出演されていました。
かれは、同志社大学を卒業後、29才まで経営コンサルのサラリーマンを
されていたそうで、いきなり生け花の世界にとりつかれ、一念発起で
職を辞め草月流に入門。
独立後、ダイナミックな活け方で注目を集めている方のようです。
特に、桜の前野と言われるほど桜をよく使われるようで、
インタビューのなかで、桜はどのシーンを切り取っても常に絵になる花、
咲き始め、三分咲き、八分咲き、満開、散り桜、葉桜など
人の人生もそうありたいと願い活けているということを話されていました。
通常の華道家と違い、感覚に対する説明が極めて論理的で納得させられます。
また、ノックをし続ければ必ずドアは開く、
だからあきらめずにノックをし続けなければいけないと。
ということも言われていました。
これは、聖書にも近い言葉があります。「門をたたけ!さらば開かれん」
さらに一流と二流の違いとして
二流の方はいくつかの逃げを作っており、一流の人にはその逃げがないと。
この言葉は、我々の世界にもずしりと重たく響きます。
逃げをどのように捉えるのか難しいところですが、
どちらにせよ、一流になるためには極めないとなれませんよということだと思いました。
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