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設計の依頼を受けてから、とりあえず独身なので計画はゆっくりでいいという
お言葉に甘え、進めていた友泉 T PROJECT。
その後、隣接する土地を更に購入され、2世帯住宅としてご両親の将来用の土地
という扱い方から、今年になり急遽一緒に設計を依頼されることになり
ようやく漠然としたものから次第に輪郭がはっきりしてきた段階での提案です。
敷地に隣接する道路が二つあり、駐車スペースの取り方について
いくつかのパターンをつくりましたが、その結果メインアプローチがはっきりと決まった上で
今回、2つの案を説明しました。
A案

形態が片流れ屋根の木造で、南側の森に面する位置に子世帯(右側)の住宅を配置し
すべての部屋が南側に面して森を眺めることができるシンプルな建物です。
形はシンプルですが敷地の段差を生かしたスキップフロアになっており、変化に富む
空間が楽しめます。
親世帯(左側)の住宅は、4つの閉じた箱に挟まれたスペースがリビング・ダイニングで
東西南北の全ての方向から光が入ってくる建物になっています。

子世帯リビングから南側森を望む、半階下がってダイニング、上部は主寝室です。

親世帯ダイニングよりリビングを望む、左が和室の箱、右がキッチンの箱、
奥が車庫と2階にAVスペースがある箱になっています。

B案

フレームという形態を通して二つの建物に共通の一体性を持たせつつ、フレームの枠組み
のなかに中間領域を取り込むことで、ウチとソトとのつながりを持たせようとしています。
この案では、南の森側に親世帯(右側)、左側が子世帯になっています。

子世帯リビング、ダイニング、外部四周を腰壁と下がり壁が一体となったヨコ方向のフレーム
が取り巻いています。

親世帯リビング、ダイニングで正面に森があります。上部に書斎、AVスペースをフレーム
によって取り巻いた箱が乗っています。

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