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さて、2月の13日から始まったバンクーバー冬季オリンピック。

男子フィギアの高橋大輔の銅メダルに続き、女子フィギアの日本勢の中で
誰がメダルを取るのか、日本全国の関心が高まる中
お隣の韓国もキム・ヨナに対し金メダル獲得の期待がエスカレートしているようで
選手の皆さんは、プレッシャーで大変だろうと思います。

そんな中で、一時、絶不調だった浅田真央選手が練習においては
最高の仕上がりを見せ、本日のショートプログラムの演技において期待がかかりました。
昼食をずらしテレビの前に座り、浅田真央の順番を待っていると
こちらの方が緊張してきました。
どうか失敗しませんようにと祈るような気持ちで一杯です。
以前、浅田が不調の時に語っていた言葉で
試合前に緊張していなかったので、いざ競技を始めた時に緊張で硬くなってしまった
ということを聞きましたが、ボクもこの前の建築九州賞のプレゼは同じように
感じました。
オリンピック選手と比べようもありませんが、事前の緊張感は意識を高めるために
必要だということかもしれません。

そして浅田の演技。
ハチャトウリアンの仮面舞踏会という華やかで力強く癖のあるワルツに載って
最初のトリプルアクセルが決まり、
表情がだんだんリラックス
いいぞー浅田ー!!
昔の浅田らしい力強くてやわらかい密度のある演技
長い手足を存分に使った優雅で大きな動き
ブラボー!素晴らしい!
滑った直後に出たヤッター!という浅田の言葉どおり
得点はこれまで滑った選手の中で最高の73.78点。

会場の興奮とざわめきが納まらない中、
先に終わった浅田から強烈なプレッシャーを受けながらも
直後に滑るキム・ヨナの憎々しいまでの余裕の演技。
007の音楽に合わせ、ボンドガールを彷彿させる体がしなるようなセクシーさも
切れも感じさせ、とにかく音楽と表現とのマッチングが素晴らしい!
悔しいけれども見事でした。
得点は自己最高点の78.5点!
凄い!並みの神経ではない強さです。
スポーツ競技を通して見るたびに、
韓国の人は日本人に比べ精神的にタフなような気がします。
常に北朝鮮との緊張感を強いられている韓国の人に比べ
日本が平和過ぎるからでしょうか?
もちろん、国から与えられる報奨金が韓国では桁違いに大きな金額のようですが-----。
とにかく、映画的演出力は韓国の方が日本より本当にうまいと思います。

さて、次のフリースタイルにおいて二人の演技がどのようにされるのか
浅田にとって苦手なショートプログラムにおいてのキム・ヨナとの
5点差以内は、予定通りの逆転圏内であるそうです。
安藤と鈴木にも是非、がんばってもらい
出来ればメダルを二つ取って欲しいと思っています。

今回のバンクーバーオリンピックにおける最高の盛り上がりになりそうです。

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