2010.04.19
計画と実施と現場
現在、アリヨシ担当の百道 M PROJECTの実施設計中。
ボク自身も実施設計メンバーとして借り出され、ここ数日、
スチール部材による開口部回りのディテールを1/5の縮尺で検討していますが
いろいろと用事が多くなかなか進みません。
アリヨシが書いた図面のチェックや検討事項についての報告確認
現在、アリヨシが進めている作業項目の確認と予定表のチェックなど
フォローすることがいろいろとあります。
平行して先週は、鳥飼のN PROJECTの再提案を行い
再度、修正してもう一つ模型を作ることにしようと思っています。
ご主人がロンドンへ1年間の留学に旅立たれるぎりぎり間際に
一度、再提案を行い、全体の構成については了解を戴きましたが、
車の駐車スペースを3台ではなく4台確保する必要性があり
先週その修正案で奥様と打ち合わせをさせていただき、最終的にはそのうちの2台は
車庫にすることでさらに形と一部構成を変更することになりました。
45坪の厳しい敷地ですが何とか2階建てで納まりそうで
構造はコストダウンを考慮して木造でいこうと思っています。
奥さんもロンドンに向かわれますので、今後はメールでのやり取りで確認を行い
来月のご主人の一時帰国までに基本設計の準備ができると良いのですが-----—。
熊本の住宅は先週、フジヤマが鳥飼の住宅の模型製作で動けないため
ボク一人で説明に行き、再提案(4案目)を気に入っていただいたようで
1週間見ていただいた上で、問題がなければ基本設計に入るつもりです。
同時進行で進んでいますもう一つの計画は,産婦人科の増改築で
これも週に1回、打ち合わせをしながらプランを絞り込んでいます。
毎回、院長や理事長の意見を聞きながら、その場でプランをスケッチで修正し
使い勝手や運営上のメリットなどその場その場での意見に基き対応しています。
結果的に持って帰って検討するより、全体の合意をその場で得ながら確認できますので
スピーディーに作業できていると思います。
それをアトリエに持ち帰り、ボクの方で次の打ち合わせまでに再度、プランを修正します。
現場は、現在、飯塚のS PROJECTのみですが担当のフジヤマとともに
毎週、現場に行っています。
担当のフジヤマは現場への対応で週の半分は時間を取られており、
現場監理の仕事は
仕上の床タイルの見本手配から照明位置の割付、木製建具枠の詳細スケッチ
壁仕上げ見本の手配、床タイル目地の割付、造作家具と建築との取り合い調整
換気扇の排気口位置の指示、リビングソファのレイアウト及び提案(E&Yと協同)
浴室入り口強化ガラスドア納まりなどで、
それらを1週間でクリアしても更に次の週には新たな検討課題に対応しなければならず、
それらを整理し問題点についてボクに一つ一つ確認をしていくことも求められています。
以上、いろいろな作業がありますが設計事務所において
実施設計の作業がもっとも時間がかかる為
ボクとフジヤマでフォローしながらM PROJECT担当のアリヨシには
今月末の締切りまで極力専念できるようにしています。
アリヨシは鹿児島のオフィスビルの担当物件もあり、
月末までに数日間時間を取れる予定を組み込んでいます。