2010.05.17
元祖 長浜屋
福岡市内の長浜通りにあるラーメン屋、元祖 長浜屋が
道路拡張に伴い無くなったと聞き、日曜日の午後に行ってみました。
向かい側のコンビ二「ローソン」も無くなっていましたが
道路拡張に伴う休業と移転に伴い、何故か三つの店に分裂し
三店舗がそれぞれ半径200m以内で開業していました。
「元祖 長浜屋」、 「元祖 長浜家」、「元祖 長浜家」
「長浜家」の方は、さらに分裂して同じ店名の「長浜家」ができているそうで
非常に混乱した状況になっています。
分裂前の「元祖 長浜屋」の時は、日曜日の昼に行っても長蛇の列で
かなり待たなければいけなかったのですが、分裂のお陰からか
いずれの店も空いていました。
最初に分裂した「元祖 長浜家」(元あった店の大通りを挟んで真向かいに建つ)
「元祖 長浜家」ではないほう-----—-ほんとにややこしいのですが。
の店に入り食べてみました。
スープは同じものですが、麺の触感が違うのと少し長めで絡み合って
ほぐしながら食べなければならず、個人的には「元祖 長浜屋」の方が好きです。
今から25年前、大学の課題にデザインサーベイというグループ学習があり
その時の課題に出されたのが福岡市内の中央区長浜にある魚市場周辺を
サーベイせよというものでした。
魚市場の1日の動きとその周辺状況について詳しく調べ、問題提起を行なう課題です。
その時にわかったのは、
このラーメン屋台群(当時名前の違う様々な屋台が10店舗近くありました)が
早朝(3時か4時ごろ)から魚市場で働く人達のために
24時間の営業(今ではコンビ二ができることで状況が変化)を
行なっている特殊性でした。
また、深夜もしくは早朝でも食べれるようなあっさり系のとんこつラーメンが
長浜ラーメンの特徴であり、従来のこってり系とんこつラーメンとは違います。
特に「元祖 長浜屋」はスープが一番さっぱりしていながら麺がおいしく
うどんのように朝からでも十分食べれる店として
福岡の人間に長年、親しまれてきました。
ぼくら学生は、その時から製図課題で徹夜のときは深夜、車に分乗して
大橋から長浜の「元祖 長浜屋」によく行ったものでした。