2010.08.29
月光写真展
先週、王さんのご両親が上海より仕事で福岡に立ち寄られたそうで
その時、バスセンターのある三越百貨店で行なわれている
石川賢治の月光写真展をついでに見られ、とても良かったという話を聞きました。
最終日の日曜日、干物男のボクはほんとに暑い中、重い腰を上げ観て来ました。
満月の光によって照らし出された海中や山の陰影は、静かで、
宇宙との一体感を感じさせます。
太陽光の反射による月光は、たぶん月の土の色を拾い
幾分、グレー味をともなった反射光となり地球の夜の空間に降り注いでいます。
ブルートーンの中の陰影
地球の夜の美しさを感じさせてくれる写真展でした。
その後、天神地下街をブラブラ。
天神ビル地階の食堂街にあるステーキハウスのハンバーグ定食を食べました。
マスターによると本来、日曜日は開けていないそうですが
夜、予約が入ったため、たまたま、開けていたとのことでした。
天神ビルは今年で50年になるそうで、この店はオープンして25年目だそうです。
最初から入って今も営業されているお店は2店舗で
天ぷらの「酒宇」と水たきの「新三浦」さん。
天神ビルは竹中工務店の設計・施工で当時、九州支店の設計部長だった
岩本博行の設計ですが、竹中のスターアーキテクトの一人で後に
東京の国立劇場のコンぺを勝ち取った方です。
味のある茶褐色の外壁の磁器タイルは、その後の竹中のスタンダードになりますが
コーナーに丸みを帯びたステンレスのサッシは当時としては、外壁に対し
かなりモダンで斬新だっただろうと思います。
余談ですが、そんな竹中の九州支店、設計部長というポストに
高校の同級生の吉田くんがなり、頑張っていることは、
ボクにとっても自慢したいことです。