2011.06.03
肩こりと外装材
午前中にシティ情報ふくおかの取材依頼の件で輝国のSLIDING HOUSEの
施主の方より連絡があり、取材OKとなりました。
梅雨時期で晴れればいいのですが、来週の土曜日11日に取材で
雑誌の発売は今月の30日という超スピーディーな企画です。
昼のランチで商店街通りをブラブラしていると整骨院の看板に導かれるように入店。
最近、とても肩こりがひどくマッサージを受けることにしました。
保険が効いて20分のマッサージで500円ぐらいだったと思います。
安いので今後も時々揉んでもらおうと思いました。
午前中よりずっと千葉の住宅の外装材の検討。
予算が厳しいため今回は既製のサイディング材を使用することにしていました。
既製品の使用はLIGHT TUBE、HOUSE Yに続いて3度目で
今回はHOUSE Yの駐車スペース前面にたて張りとして使用した商品が
ソリッド感があり且つホワイトに近い色があるため
当初からそのイメージで決めていました。
改めて5月に発注をかけてみると
東日本震災による生産調整のため生産の見通しが立っていないということに。
止むをえず3つのサイディングメーカーより似た見本を取り寄せたものの
色がアイボリーに近いホワイトだったり、陰影を付けるための凹凸感があったりで
あまり建築的ではない部材ばかりで悩んでいました。
そうであれば、もう一度考え直してヒラノが独立第1作で使用した
サイディング無塗装板に撥水材のクリア塗装をしたものはどうかと彼に尋ねてみたところ
金具工法で無塗装のサイディング板でも結構単価は高く、塗装費用を入れると
当初予定していた既製品より1000円/㎡ほど高くなります。
そこでもう一度、メーカーに問い合わせてみると生産調整になっていたものが
6月1日より再開したとのことでした。
あきらめないで電話したのが良い情報をもたらせました。
今週、決めきれずに迷っていて発注しなかったことも助かりました。
建築という物を作り上げていく過程には、一つ一つの部材の決定に対し
いろいろな労力が込められており、
それが報われる場合もあれば
必ずしも報われない場合もあり、
設計者としての良心と熱意と誠意が
結果となり表現されます。
施主のためにも常に粘り強く考えていかなければなりません。