BLOG

2011.09.01

民主党代表選

ここずっと、忙しくバタバタしていました。
昨日、北九州の戸畑で住宅をご検討中の方にプレゼンテーションを行ってきました。

当初、当アトリエへの単独の依頼として捉えていましたが
後から連絡があり、設計事務所2社でのコンペということでした。
相手は、以前、建築プロデュース会社フォルツアによる3社コンペで負けた
アーキテクト憧の佐藤さんということでした。

そこで、今度は傾向と対策を踏まえ、後悔しないように万全の対応で臨みました。
(もちろん、前回も1/50の大きな模型を作り、万全の対応だったのですが-----–。)
今度は、別の方法を考えました-----うふふ----------。
もうこれでまた負けたらしょうがないと思うことにしています。

プレゼの準備であわただしくしている時期に
民主党代表選が行われ、野田さんに決まりました。
当初、増税賛成派の野田さんには抵抗があり、
馬渕さんがいいと思っていたのですが
政治の世界においては、派閥や当選回数など違う論理があり
今回は、代表には難しい状況で次回、是非、頑張ってほしいと思います。

そんななか、突然、海江田さんが小沢派の統一候補として
有力候補となったことに対し、釈然としない思いで一杯でした。
福島原発問題における対応の不手際を批判されている政府側のトップである人間が
反省もないままの立候補は国民として理解できません。

福島原発での避難勧告に対する判断の誤りについては、
今後、被爆した住民たちによる
国を相手とした集団訴訟がいくつも起こされ、
当事者として間違いなく長い裁判になる可能性があります。
それに対する責任についてどのように考えておられるのでしょうか?

また、国会での質疑応答においての涙もどんな理由があるにせよ
同情に値せず、国のトップになれる資質がないということを
国民の前に露呈させたようなものでいただけません。

さらに闇将軍である小沢氏のあやつり人形のように
見えていることに対しても信頼できません。
仮に総理大臣になったとしても昔の海部政権のようになるに違いありません。

国民側からは、ほとんど評価に値しない人であるにもかかわらず
どうして立候補されるのか全く理解できないとともに
これを支持している小沢氏に対しても幻滅を感じます。

そこで今回、民主党代表に野田さんが決定したことは
結果的に良かったのではないかと思います。

彼の「どじょうは金魚にはなれないから泥臭く行くしかない」というスピーチは、
これまで実行力を伴わないで夢を語る政治に辟易していた我々の心に
政治に信頼を取り戻すための誠実な言葉として届いたような気がします。
国民の心に届ける言葉を発することができることは
これまでの総理大臣にはなかったように感じます。

建築家やデザイナーの場合、政治家とは違い
どじょうのままでは夢を売る職業として苦しいところで、
僕は仮にどじょうであっても金魚になりたい!
と思っています。
または、本物になるためには、
みんなどじょうから初めて
泥臭いことをやり抜き、
その先に金魚になれる可能性があるかもしれないというべきでしょうか。

今週末の土曜日には、以前から計画していましたT PROJECTの再提案の
プレゼンテーションが予定されており、今週は忙しい日々となっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA