2011.09.24
テオ・ヤンセン展
きょう、土曜日は大分市美術館で今月の30日まで開催されている
テオ・ヤンセン展にフジヤマとともに行って来ました。
東京会場以外では巡回展もなく大分市美術館だけということを
今週前半のテレビCMで知り、急遽、行くことに決めました。
風によって生き物のように動くビーストと呼ばれる人工生命体は
当初、パソコン上で動きが解析され
それをDIYショップに売られている19ミリほどのビニールチューブを骨として
様々な関節機構を工夫して歩行システムを確立させ
さらに、風を動力に変換させるために羽によって受け止め、
羽のはばたきによる回転ピストンをオスメスによるチューブの上下運動に変え
圧縮された空気がペットボトルに貯められます。
圧縮されたペットボトルの弁を開き、空気によるピストン運動が
回転運動となって歩行するシステムで
1990年以降、テオヤンセンによる改良が加えられ、
次第に複雑な進化をし続けているそうです。
不思議なのは、未来的でありながら原始的でもあり
人工的動力エネルギーを一切使わず
風力という自然エネルギーのみが動力であり
制御システムも全て風力ということと
それを成立させているのがコンピュータということです。
これまで、地球におけるSFの世界と言えば、金属的なイメージを抱きがちですが
テオヤンセンは、そうではない別の未来像を提示しているような
何かを感じさせてくれます。
そういう意味において、
人類に対し新しいイメージを提案した彼の存在はとても大きく感じます。
今後、彼のような物理学と工学、生態、制御、コンピュータ、芸術などを
複合的且つ横断的に捉える事ができる天才が輩出すれば
地球の未来にもう少し希望が持てるかもしれません。
建築の未来も大きく変わるようなインパクトを受けました。
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↓朝の百道浜!南の島写真のようでいいですね~
テオ・ヤンセン展!!気になります!
大人の科学という雑誌で模型が付録でついているんですよね~
そちらも気になります。
なにかのきっかけで建築のヒントになればいいですね
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いつもコメントありがとうございます!