2012.04.10
アルミサッシ
今日は朝よりアルミサッシメーカーであるYKKapとLIXIL(旧トステム)のサッシを
見るために空港近くのショールームに行ってきました。
最近、各メーカーの住宅用アルミサッシの商品開発は
非常にレベルが上がっており、機能面の充実は当然ながら
デザイン面において、とても考慮されたサッシが出てきていることを実感しました。
大型のテラスサッシにおいては、サッシ高さが2.8mまで可能なトステムのワイドウィンの
納まりはよくできており、特に網戸の納まりにおいては
他メーカーと比較してもっともよく出来ていると思います。
このサッシは、当アトリエでは、熊本のH HOUSE及び糸島南風台の住宅の
中庭に面するリビングに2か所採用しています。
そして昨年の3月に発売されたトステムのSAMOSは、
開口部としての開閉機能及び網戸納まりを解決しながら
余分なフレームを感じさせずに風景を切り取ることができる究極のミニマム化が
追及された商品になっています。
写真の右側の開口部はたてすべり出し窓で可動のフレームが内側からは全く
見えない納まりで且つ内側の殺しの網戸フレームも見えないようになっています。
今後、このような商品が一般化すればディテールがどんなに下手な建築家でも
うまいように見える訳で一般の人には違いがわからなくなるかもしれません。
自分としては、開口部をはめ込むデザインではなく
構成の結果として開口部があるというのがベストなのですが------。
その場合、既製のアルミサッシでは対応できないケースが多く
悩ましいことになります。