2012.10.18
ARFLEX CASA MIA
16、17日と河口湖にあるARFLEXのモデルハウスCASA MIAに招待を受け
福岡の知り合いの建築家のみなさんと行ってきました。
敷地内にはアルフレックスの商品が展示されているショールーム以外に
20年前に建てられた3棟のモデルハウスが点在しており
各自割り当てられた棟での宿泊をさせて頂きました。
A棟は上下階合わせ100坪のスペースがあるもっとも大きな住宅
B棟は3棟の中でもっともモダンな造りで森裕さんとデザインニコの松田くんおよび
高須学くんが宿泊
写真ではうまく説明できませんが、建物の一部を45°に振ることにより
家事動線や裏動線、リビングとダイニングのずれ
などプラニングは非常によくできているとみんなで感心!
C棟は3階建ての別荘として売りに出された時のモデルハウスで1階に車庫、
2階にLDK,3階が個室とサニタリーの連棟式テラスハウスになっており
片方の棟に山本容子ちゃんとプロポスタの女性スタッフ、
もう1棟にボクと鹿児島のインテリアショップを経営されている久永さんが宿泊。
3棟いずれも下足のままの生活を想定した向こうの生活様式をベースにしており
エントランスの扉は内開きでさらに奥のスペースとは風除室を兼ねて
強化ガラスの扉で仕切られたホールが取られています。
強化ガラス戸を開け中に入ると同じレベルにダイニング・キッチン、
プライベートスペースへ上がる階段があり、そのフロアから3段下がったフロアが
リビングスペースになっています。
リビングスペースは天井高さが3mあり、南側の一部を壁とすることで
暖炉とテレビスペースにしながら、リビングとダイニングの間を本棚にすることにより
L型ソファのコーナー部分が落ち着くような配慮がされています。
日本では開口部は壁を仕上げる前に先に設置するのですが
向こうでの作り方は、開口部の開き勝手が内開きになっていることと
開口部の枠、外部アルミサッシと一体となった内部側木製サッシ、外側に設置された
上部ロール式の電動アミ戸などが一体となったセットで
内側からあらかじめ空いた開口にはめ込み被せる納まりになっています。
内側開きのためアミ戸も外側設置となりスマートな解決方法で感心しました。
また、すべての外部開口部の外側には電動式の巻き下げシャッターが設置されており
開口部上部のシャッターボックスが幕板としてデザインされています。
ボクが宿泊した棟の寝室、絵のセレクトがどの部屋もセンスがあり
京都の画廊から買い上げているとのことでした。
その後、敷地内のショールームへ移動、アルフレックスの商品説明を受けました。
パトリシア・ウルキオラデザインによるMolteniのソファ
ソファの回りはいろいろな物が来る場合が多いのでこのような収納ボックスが横にあると
とても便利だと思います。
今年、アルフレックスから発売された様々な組み合わせが可能なソファ
このダイニングチェアは床座の布が簡単に取り替えられるカバーリングシステムが
採用されており、これまで小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は、
ビニールレザーや皮などの選択が限られていましたが、
この方法だとあらかじめ床座の布だけ汚れてもいいシートと
布製のシートを2種類用意しておけば済みます。シートは1脚9千円ぐらいだそうです。
先に用意せず将来、汚れた時に購入しても構いませんので
非常に現実的で便利だと思いました。
シート下はずれないようにゴムが貼られており、シートもカバーリングに見えないように
細やかな配慮がされています。
その後、ゲストハウスのダイニングルームにおいてイタリア料理とワインを飲みながら
夜が更けていきました----------。
みなさんお疲れ様でした。