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2012.11.04

大宰府へ

九州国立博物館で開催されているベルリン国立美術館展へ朝より見に行く。
フェルメールの「真珠の首飾りの少女」を見るための目的でした。
ルネッサンス初期の宗教絵画から始まりマニエリスムの時代を経ての絵画の変遷を
イタリア、ドイツ、オランダ、スペインの画家達の作品を通し
理解するような構成となっていました。

名前の知らない数多くの画家、工房が存在し、
我々が知っている歴史に名を残した画家というのは
ピラミッドの頂点に立つ天才なんだと思いました。

そのなかにおいてフェルメールの絵はやはり全く違う雰囲気を漂わせ
少しピントをぼかしたような柔らかな光は、後の印象派を彷彿とさせる描き方であり
何気ない室内のワンシーンがどうしてこのように芸術的領域に高められるのか
本当に凄いと思います。

菊竹さん設計の博物館そのものは疑問だらけの設計ですが
大宰府の参道を通り、博物館へ行くというアプローチは
他の施設では得られない面白さがあり、
参道に面した隈研吾氏設計のスターバックスでの一服もでき
是非このルートをお勧めします!

その後、観世音寺に寄ると隣の敷地にコスモスが咲き乱れ
美しい秋の景色が広がっていました------。

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