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2014.02.20

精神力

深夜に行われるソチオリンピックの観戦で寝不足となっている方もいらっしゃると思いますが
昨夜、12時ごろ寝たものの胃痛で目が覚めました。
おとといから少し胃の調子が良くなく、もしかして風邪の前触れではと考えていますが
目を覚ましトイレに行った後、
そういえば女子フィギヤのショートプログラムがあっている時間では?
と思いガウンを羽織り2階のリビングに行ってテレビを付けてみると
ちょうど演技が終わり得点が出るのを待っている浅田真央の姿が映し出されていました。
午前4時半過ぎの時間でした。
表情が冴えない中、発表された得点はとても低い得点で16位という順位に愕然。
その後、録画で映し出される演技を見ました。
以前から妻が浅田真央は大一番に対して弱いところがあると言っていましたが
五輪という大舞台で国民から期待を背負うプレッシャーは大変なもの。
日本勢は全員、ショートプログラムにおけるベスト演技が出来ず
期待されたロシアのリプニツカヤも得点が伸びていませんでした。
そうしたなか、韓国のキムヨナ選手は調子が悪いなりに崩れずにトップになっているのは
さすがだと思いました。
5時過ぎまでテレビを見てからベッドにもぐり、意外にもその後、3時間ほど眠れました。

浅田真央のショートプログラムの失敗は精神的な問題だと思いますが
今回のソチオリンピックはこれまでのオリンピック以上に
勝敗を分ける差が精神力による違いであることを強く感じます。

圧倒的に相手が強く、体力・技術に差がある場合は、
精神力による違いというものが表面化しにくいと思いますが
技術と体力について差が縮まってくると、
精神力における差が結果を大きく左右するということが
今回のオリンピックにおいてはよく感じられます。

女子スキージャンプ、男子女子フィギヤスケート、カーリングなど

逆に凄いのは男子スキージャンプ個人銀メダルの葛西選手。
これまで何度もオリンピックを経験してきた年長者の強みが
今回、存分に発揮されたように思います。
凄いのは今回を引退試合として思わずに臨んでいることではないかと
勝手に思っています。つまり平常心でいることがもっとも力を出しやすいのであれば
必要以上に自分自身にプレッシャーをかけない方がいいのではないでしょうか?

真央ちゃんの失敗はソチオリンピックを最後の引退試合と表明してしまった時点で
結果的に必要以上のプレッシャーを自分にかけてしまったことかもしれません。

今後、オリンピックにおいて心技体の良い結果を残すためにスポーツ心理学からの
フォローが必要ではないかと思いました。

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