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プロトハウスプロデュース、谷尻誠さん設計の「水辺の家」のオープンハウスへ
スタッフ全員と行って来ました。

雑誌掲載もあると思いますので内観についてはこのブログでの紹介は自粛しますが
おそらく建築学会賞を受賞されてもおかしくないレベルの住宅でした。

1枚の屋根を使い、
屋根の持つ機能性以外に屋根によって1室空間の拡がりを感じさせながらも
外部に対する拡がりを抑えながら段階的に下がっていくフロアの一番下がったフロアより
対岸の水辺の風景を一気に水平方向の拡がりとして感じさせる
空間体験は素晴らしく、
そぎ落とされたディテールと簡素な材料を使用して
豊かで気持ち良い空間を作り上げています。
構造設計は世界的に有名なアラップ社によるもので
75mm角の細い柱によって支えられた屋根は半地下状に埋められ立ち上がった壁から
嵌め殺しのガラスによって切り離され、浮遊感を意識したものになっています。

極めて単純でシンプルなものほど訴える力は強く
この小さな住宅を存在感のあるものにしています。

プログラムや機能的な破たんも一切なく今年度最高の住宅です。

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