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2014.11.24

萩へ

祭日のきょうは久しぶりに妻の休みと重なり
陶芸家の鈴木治展が行われている山口の萩美術館へドライブを兼ねて遠出。

自宅から高速を使い、約2時間あまりで到着。

これまで鈴木治という陶芸家を知りませんでしたが
陶芸を使うものから観るものへと変え、曲面の彫塑的マッシブな造形とシャープな稜線や
焼き物が醸し出す独特なテクスチャーには驚かされました。

妻とそれぞれの作品を観ながら感想を言い合っていると
館内の係りの女性から静かにするように注意を受けました。
特別に大声で話していた訳でもなく小さな声で話していたにもかかわらず
少しムカッときました。
果たして美術鑑賞というのは、黙って静かに観るものでしょうか?

作品を前にしてディスカッションして何が悪い!!と言いたい。
そう思うと12年前に作られたらしいこの美術館は外部も内部もすべて
御影石貼りのいかにもという感じで、ムカムカしてきました。

小さな都市に不似合いな豪勢な美術館、
祭日でありながら観ている人が数人しかいないという
がらんとした寂しさ。

美術館の在り方が問われているような問題意識を感じました------。

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