2015.06.26
next stage 建築勉強会
昨年より定期的に開かれていた建築勉強会は今年に入り
3月27日に無重力計画を主催している井本重美氏で一応終わりましたが
(残念ながら当日は母の葬式で出席できず、今後についてもよくわかっていません)
第2弾なのでしょうか?以前から是非、語りたいとの矢作氏の申し出を受け
本日、「アドホックな条件を統合する骨格」というテーマで行われました。
ぼくは後半から参加したため、内容全体の把握はできていませんが
矢作さんは九州の建築家のなかでは構成を重視しているタイプだと理解しており
構成と骨格とはどのように違うのかと尋ねると
構成はハリボテになりやすく、骨格を作ることが大事だと考えているということでした。
津屋崎海岸のスタジオハウス以降、名和研さん等東京の構造家と仕事をされるようになり
構造家の考えが矢作さんに強い影響を与えているように思いました。
それは、建築的でいいことなのかもしれませんが
なんでもあまのじゃくに考えてしまうボクは、骨格が絶対ならばそうでないものって
できないのかと思ってしまいます。
骨格は目的ではなく、結果ではないのかなど------。
ボクが設計したCITY CUBEは構成と骨格が一致しているもので
逆にそれ以降、骨格を意識したものを造らなくなっていますが
建築としての表現領域を拡げることに対し、
骨格を作ることが最低限の建築としてのルールと
考えなければならないのか、1年続いた建築勉強会での評価軸はその部分が
ポイントになっているように思います。
(末廣さんしかり、田中俊彰さんしかり、最近の新建築に掲載された清原くんしかり—)
矢作さんの沖縄の産婦人科と調剤薬局についての説明は、非常に面白く、
ホームページで掲載されている内容ではその面白さが十分に伝えられておらず
この会で聴きことができ得した気分になりました。
病院におけるプラニングというものはジクソーパズルのように機能や使い勝手により
プランが打ち合わせにより流動的に変化するため
構造の骨格だけをデザインすることを考えたというコメントはとても説得力のあるものでした。
矢作さんありがとうございました。
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大石さん、先日はありがとうございました。
このスライド会の参加者はほとんどが建築関係者なので、僕自身も確信を持ってお話した訳ではありませんが、今までの設計活動を振り返って、ありのままの自分をさらけ出そうと思いました。
もっと沢山のご批判、ご批評を受けて、今度の成長に繋げたいという思いがありますので、機会がありましたら、是非、大石さんの率直なご意見をお聞かせ頂ければ嬉しいです。
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こちらこそ!
建築九州賞の大賞を3回連続受賞されても
驕らず、成長したいという
矢作さんのあくまで謙虚な姿勢には恐れ入ります。
これからも良いお付き合いをさせて下さい!