突然の来所

2015.10.06

以前、当アトリエに相談に来られたクライアントで
ハウスメーカーに依頼されるか
設計事務所に頼まれるか迷われておられ
いろいろな質疑の中でハウスメーカーにされた方がいいという助言をさせて頂いた方が
おられました。
その後、海が見える東区の香住丘にハウスメーカーで建てられ数年が過ぎ
アトリエに連絡がありました。
「オオイシさん！やはり設計事務所に頼めばよかったと後悔しています。」
まあ普通、会話はそこで終わる筈ですが、その方は諦めておられず
「オオイシさん！近くでまた土地を探して購入しますからその時は是非！」
ということでした。
まあこういう話もそこで終わるのが普通ですが
この方は本当に諦めておられず、その後、購入できそうな土地の連絡が入るたびに
敷地の確認などに行ったものの、敷地状況に問題があるものが多く
そうこうしているうちにまた２～３年ほどが過ぎ、
忘れかかっていた頃、昨日、急に連絡がありました。
建てられたご自宅のとなりの敷地が売りに出されており、
今度は土地の高低差もなくフラットで購入できそうということでした。
しばらく時間が経ち久しぶりなのでということで
釣りで獲られたイカを自家製の秘伝のたれで漬け込んだものを戴きました。
「オオイシさん！わたしはだれにも年賀状を出さない主義なので返信がなくても
悪く思わないで下さい！」
と言われ、そう言えばボクからもいつの間にか年賀状を出していないように思われ
こちらこそ申し訳ありませんと言いました。
それにしてもほんとに有難い話です。
もとはと言えば、転職した元スタッフのフジヤマの応対をとても気に入られたことが
きっかけだったような-----—フジヤマの遺産が今も続いているなんて
アリガタヤ！アリガタヤ！