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2015.11.25

連休明けのUSJ

連休後の24,25日、妻の休みが取れる日程に合わせ、
夫婦二人で大阪のユニバーサルスタジオジャパンに行って来ました。

24年前に家族とディズニーランドに初めて行った際
母から父が末期がんであるとの連絡が入り,
ディズニーのかわいい人形たちが唄う「It’s a small world」の曲が
空しく響き、つらい思い出となってしまいました。

それからというもの、常にあの曲が頭の中を寂しげに鳴り響き
ディズニーランドにはなかなか行けませんでした。

今年3月に母が他界し、
妻の母も介護付き老人ホームに移り比較的元気なことから
新たにハリーボッターのアトラクションが加わり人気が出てきた
大阪のUSJに二人で行くことにしました。
妻は、子供たちとはディズニーやUSJにも行っていましたが
ハリーボッターは初めてのため僕に付き合ってくれることになりました。
60才近い夫婦連れでUSJとは?と思われるかもしれませんが
映画が好きな自分にとって、USJのヒット作の面白さをもっと深く味わえると
勘違いして行ったのでした-----–。
それは完全な勘違いでUSJは単なるアトラクションだけの施設で
我々の世代が行くような場所(少なくともボクには)ではなく、
学生の時に友達と行くのが楽しく思えるところではないでしょうか。

また、ウォルトディズニーの思想が根幹に明確にあるディズニーランドと
思想がない(または感じられない)USJとは大きな差があると感じました。
そういう意味においては、初期のハウステンボスは明確な思想があり
大型のアミューズメントパークにおける思想の必要性を改めて感じました。
したがって思想なきUSJはすべてが虚構であるとともに
どうしても虚構のいやらしさを感じてしまうのでした。
僕自身はいまだアメリカに行ったことがなく(ハワイやサイパンはありますが)
1920年代にアメリカで展開したアールデコ様式には興味があり、
実物を見ていないので何とも言えませんが、
このUSJでは正面のエントランスから施設内のいたるところで
建物がアールデコ様式で造られており、それが安っぽく見えるのは
実際もそうなのかよくわからなくなりました。
ただ、それでもハリーボッターの虚構性は本格的で建築的に見ても
ゴシック的空間としての巨大な虚構性に圧倒されるほどであり
その創造力は高く評価していいと思います。

ハリーボッターの最後の乗り物は、めまいがするような動きで
我々夫婦とも乗り物酔いでしばらく動けないほどでした。
みなさんくれぐれもご注意を!
なおこのアトラクションに乗るには平日の待ち時間が190分という
とんでもない人気で、我々は事前に待ち時間が短縮できる
エキスプレスパスという予約をしてほとんど待たずに乗ったのですが------。

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