2016.04.18
構造設計者からの熊本の状況
当アトリエが設計している物件の木造住宅の構造については
以前は当アトリエで計画し伏図、軸組図などを作成していましたが
4年ほど前より構造設計事務所にお願いしています。
その事務所は熊本市内にあり、地震について連絡したところ
事務所がある中央区は鉄筋コンクリート構造の建物でもかなり被害に遭っており
中央区は物資が不足しているため、
とりあえず実家がある北区に避難しているということでした。
北区ではコンビニなどから物資を得ることができるようです。
7階建てアパートに住まわれていたスタッフの方もアパートが損壊で
住めなくなったためかれの実家に一緒に避難されているそうです。
現在、放送においてはどうしても亡くなられた方々や行方不明の方々の捜索などが
中心になっているようですが、中央区を含め建物の被害状況はかなり
深刻だということでした。
物資を熊本へ届けている建材メーカーの営業に聞いた話によれば
九州道は植木インターより不通になっており、
植木インター周辺が大渋滞になっているため熊本へ行くには
南関インターより下りて下道で行かれているそうです。
福岡を朝8時に出発して熊本到着が14時半ということらしく
国道3号線が大渋滞のため6時間半ほどかかっている状況です。
また熊本市内でのガソリンスタンドでの給油は30リットルまでと制限されており
給油のためガソリンスタンド周辺に長い車の列ができているとのこと。
今回、阪神や東北の震災を経験しているにも関わらず
政府の対応が後手に回っているようで
避難所になっている各学校の運動場へ自衛隊のヘリを使い
直接空輸するべきだと思うのですが------。
また、熊本市は港にも近いため、
大型船による物資の緊急搬送の実施も行うべきです。