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観世音寺 S PROJECTは足場解体の後、引き続き内部塗り壁の下地である
KOBAUと呼ばれる紙クロス貼りが完了。
この上から塗り壁を施工していきます。

茶の間から続く奥の子供室は正面の壁の背後にクローゼットがあり
両サイドから入れるように壁の中に引き込み戸を仕込んでいますが
設計では上部に固定のランマパネルをつけることにしていました。
現場を見てみるとここを塞いだ場合、
茶の間から子供室にかけての奥行き感が失われるため
施主と話し合って上部パネルを取り止めとしました。
したがって引き戸だけが動くことになります。
中庭の開口部はアルミ製の引き戸で隠し框になっています。
エントランスから茶の間へはここの廊下を経て入ります。開口部の抑制により
シークエンスが強調されたプランとなっています。

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