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先週土曜日に福岡デザインレビューの審査委員として福岡入りされていた

京都大建築学科教授の竹山聖さんとのレビュー後の会食に参加。

 

メンバーは京大後輩でボクの高校の2年後輩でもある志賀設計代表の八島さん、

竹山氏と昔から交流がある無重力計画の井本氏、そして今や九州を代表する

建築家である松山将勝氏、この会食のコーディネーターである平安氏の計6名

福岡デザインレビューは大学間の垣根を取り払い建築を学ぶ学生のための

デザインコンペとして全国で初めて24年前から行われている催しで

その企画、立案に関わったのが無重力計画の井本氏と平安氏です。

 

現在、仙台メディアテークでの卒業設計日本一の方が有名になっていますが

元はと言えば、この福岡デザインレビューが元祖であり

当時における井本氏の斬新な発想には頭が下がる思いです!

 

ところで、昨今、学生が提案してくるものが「モノ」から「コト」へと

移行する中、非常に「モノ」としての表現性がなくなりつつある

現状に対し竹山氏も危惧されておられるようで、

デザインレビューや卒計日本一に入賞した学生は就職してからの現実性の

中で対応できているのかという話題になりましたが

今の学生はその当たりの割り切り方というか対応は柔軟なようで

就職先は意外にもアトリエ系より大手組織系設計事務所かゼネコン設計部

が多いとのことでした。

 

その他、京都大学建築学科の意匠系は大きく分けて食寝分離論で

有名な西山夘三糸とボクはよく知らないのですが増田友也系に分かれて

おり、いろいろあって竹山氏は現在、西山系の教授ということでした。

 

その後、酔いに任せて、京都ご出身か伺ったところ大阪人ということで

京都の排他性について突っ込んでみたところ

京都もフィレンツェも観光で行くには素晴らしく居心地が良いけれど

伝統と歴史があるところはみなプライドを持っており

住むには難しいところだとの見解でした——。

 

その後、カラオケにはついて行きませんでしたが

竹山氏はとても気配りのある気さくな方でした。

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