2019.06.26
アメリカ建築弾丸ツアー 2日目 ニューヨーク NO2
初めての地下鉄
MOMAに行く地下鉄乗り場までリキ君に案内してもらう。
彼の話によれば、日本の地下鉄は地下に下りてホームで線の行先を反対方向と選択ができる浮島式になっているが、アメリカの地下鉄は地上口から反対方向の行先が分かれており、中では選択できないとのこと。
(ところがそうではなく中で分かれている所もあり後で非常に戸惑うことに—–)
彼と別れいよいよ地下鉄の初乗り!
路線が間違っていないか先頭車両の頭についているマーク番号と背景の色で確認して乗り込む
中では次の停車駅のアナウンスがあるものの列車の走行音でほとんど聞き取れません。
また、中に次の停車駅を示すものがなく停車したホームで駅名を確認しながら何とかクリア!!
(ニューヨークの地下鉄といえば、ボクたちの世代は映画ゴースト/ニューヨークの幻の地下鉄シーンを思い出します)
地下鉄を上がったすぐ斜め向かいにMOMA発見!
MOMA(2004年)
ニューヨーク近代美術館(MOMA)が面白いのは、建築、インダストリアルデザイン、グラフィック、写真、映画などこれまでの美術館が収蔵してきた絵画や彫刻などの枠組みにとどまらず新しい時代の価値観に基づく総合アートとして様々なものを評価・収蔵している点で、また2004年に行われた国際コンペによって日本人建築家として谷口吉生氏による設計で900億円にのぼる増築が行われ建築としての評価が高いということが挙げられます。
チケット売り場は長い行列となっていましたが意外とすぐに中へ入れました。
チケット売り場から左の階段を上がり巨大な吹き抜けのあるホールへと向かうのですがライトのように空間が水平方向と垂直方向へ流動しており、空中ブリッジを通る人々の動きが重層的に表現され、端正な空間でありながら動的で生き生きした空間になっています。
奥の壁に切れ込みを入れ、さらに奥の階段をちらりと見せる———凄い!かっこいいー!!
各階の展示スペースは単純に積み上げているだけなのですが低層部のボイドと積み上げているボックスに面した巨大なボイドによって視覚的流動性が生み出され、変化に富んだスペースになっています。また、各階の展示スペースにおいても休息の間合いとしてボイドスペースや中庭が見えるような気配りがされており飽きさせません。
(展示スペースから見える中庭)
各階には色々な展示が行われており、イサム・ノグチの師匠であるブランクーシの彫刻作品を鑑賞
(彫刻作品が置かれたブランクーシの部屋、この写真欲しい!!)
また別の階では、50~60年代のインダスリアルデザインの展示
(このイタリアの自転車!かっこいい!!)
圧巻なのは6階の常設展示フロアで美術の教科書で見た、超有名な絵画が目白押しでアメリカの富というものを見せつけられた経験でした。(当然ながらメトロポリタン美術館はさらに破格に凄いと思いますが)
ピカソの「アヴィニョンの娘たち」
ゴッホの「星月夜」
マチスの「ダンス」
アンリ・ルソーの「夢」
ダリの「記憶の固執」
日本と違い撮影はOK!実際の原画を見ると絵の大きさがよくわかります。
もちろんこれ以外にも巨匠作品がゾロゾロ!よだれが出るような凄さで特に日本では絶対にお目にかかれないイタリア未来派の作品群が観れたのもお腹の調子が悪いのを忘れるくらい 感動!
この建物を設計したのが日本人建築家であることに誇らしい気分になりました。
閉館時間まで粘り、その後、MOMAショップで買い物、地下鉄に乗ってホテル近くの駅で降り、ボクは夕食は入らないため妻だけデリ(調理済みの西洋風惣菜。また、それを売る店)でテイクアウトを注文。
(デリとは言え、その場で具と麺を選んで炒めてくれるし、サラダも自分流に野菜とドレッシングを組み合わせて注文することができます)
(サラダコーナー)
無時ホテルに戻り、時差ボケなのかボクは今日が一番きつく何も食べずにシャワーを浴びて早々に寝ました。
—–さあ—–明日は—–ルイス・カーンを観に—–ニューヘイブンへ————–。