2019.11.14
財津和夫のエッセイ
現在、西日本新聞の朝刊に連載されているチューリップの財津和夫氏の本日のエッセイより
一部をご紹介。
「振り返って思うことだが、”夢”なんて語を意識して進む者は居るのだろうか。
夢を持てば持つほど虚しくなり力が失われてゆくものではないだろうか、
みつめ、語るべきは遠い夢ではなく、眼前の現実ではなかろうか、
現実の膨大な積み重ねだけが夢という結果を作り上げるものではないだろうか——。
どこかで聞いた言葉がある。
(夢を早く実現させるためには早く夢から醒めることである)と。 」
10月より連載が始まり、小さい頃の実家の思い出や意外にも勉強嫌いだったこと、
高校時代にビートルズから受けた影響等々が語られており、巧みな文章力と表現としての感性を感じさせる文章で毎回、楽しみにしています。
その感性がどのようにして育まれてきたかについてが知りたいところですが、その辺りについて書かれていないのが残念。
本日、掲載された「夢」に関する記述は、これまで苦労を重ね人生の終盤に差し掛かり
大人のリアリストになってしまった者として、思わず納得してしまうところもありご紹介しました。
ただ「夢」を「願望」として捉えるのではなく、
「目標」として持つことは良いのではないでしょうか。
「願望」は所詮「願望」でしかすぎませんが、
「目標」はそれこそ現実の膨大な積み重ねによって達成できます。
夢を持つことは必要でそれを持つことで人はモチベーションを高め、
実現させるために向かって行くことができると思います。