2022.04.27
鎌倉 ・白河の旅 2日目 その2
福島県の白河は、長男が結婚するまで知らなかったのですが
その後、犬童一心監督の「引っ越し大名」を観て白河が陸奥国白河藩15万石であった
ことを知りお嫁さんの郷里に俄然興味が湧いていました。
映画はおたく下級武士ながらいきなり藩主の指令を受け
引っ越し手配で奮闘する星野源が主人公ですが
始まりとして姫路藩主松平直矩は15万石から7万石の日田藩への国替えの命を受けます。
石高が半分になるということは武士の数も減らさねばならず
各々の面談を経ていわゆるリストラが行われます。
ある者たちには農民となり生計を立て頑張っててもらう間に
機会があれば再び武士として召し抱える旨を伝え
ともに行く者たちも持ち物を処分し引っ越して行くことになります。
映画では、現代のサラリーマンと同じように親会社や上司の命令に従って
身を処させねばならない尊厳ある武士たちの悲哀が描かれています。
そんな藩主松平直矩がさらに2度の国替えを命じられ、落ち着く先がここ白河藩なのです。
とても遠い存在だった白河という土地が映画のお陰で急に親近感を持てるようになりました。
新白河駅に午前10時50分ごろ到着し、先に着いていた長男夫婦のレンタカーに乗り
お嫁さんのご実家へ。
やっとおじい様おばあ様へ節目としてのご挨拶ができ安心しました。
また、ご実家は立派な建物で4台分くらいの広い駐車スペースと和風庭園、アプローチが
一体としてデザインされており敬服しました。
元々ボクの頭の中では福島、戊辰戦争、幕府軍、武士、威厳、格式、
おじい様(武士の子孫)という勝手なイメージが連想的に繋がっており、
実際訪問してみると玄関や廊下などに額装されたおじい様の立派な書などが飾られ
まさにイメージ通りであるとともに垢抜けたご実家でした。
ご実家で30分ほどお話をさせて頂き、みんなですぐ近くにある小峰城に歩いて向かいました。
ここが白河藩の小峰城かあと(品格があり美しい)感慨に浸りました。
12時に2台の車で白河を出発し13時からの会食の場である那須高原へ