BLOG

 

 

先週の土曜日、「HOUSE W」の受賞お祝い会が開催されました。

 

フォルツア(建築プロデュース)企画物件で

「HOUSE W」が福岡県美しいまちづくり賞住宅の部の大賞及び建築九州賞のJIA特別賞受賞により

施主Wご夫妻及び設計者-平野公平設計事務所、施工者-久木原工務店3者をお祝いする会をフォルツア登録建築家の皆さんと開催しました。

 

 

当初、関係者のみでのお祝い会を行う予定でしたが、これまでフォルツアが手掛けられた

300軒近い物件において受賞は初めてということもあり私の方で盛大に行う提案をしました。

わたしもフォルツア物件を何軒か手掛けていますが

フォルツアでは施主に対して寄り添う姿勢が徹底されており、

施主は設計者の良き理解者でもありながら生活に対するクオリティが求められ

それをクリアした上で建築を第三者の評価に値する訴求力のある社会性まで高めることは

中々難しいことだと思っています。

したがってこの度2つの賞を受賞されたことはたとえ地方の賞であっても素晴らしいことで

お祝いの場を設けたいと考えました。

また、登録建築家の方々にお祝いして頂くということは、皆さんライバルでもあり

複雑な気持ちもあるかもしれませんが、良きライバルを讃えることで

私を含め自分自身のモチベートに繋げていって欲しいと思いました。

 

その結果、35名の登録建築家の中で17名の方々に集まって頂き開催させて頂きました 。

忙しい中、ご列席頂きみなさん本当にありがとうございました

司会・進行役は私が行い、会場のセレクト、花束の準備等は大石アトリエのOB達に手伝って

もらいました。

会場は国体道路に面する大名のイルカセット最上階のイタリアンレストランで

1部(受賞会及び設計者へのトークインタビュー、作品紹介、花束贈呈)と

2部(食事会―関係者へのインタビュー、祝辞)に分かれた

計3時間の催しをひとつの会場で行うことができ便利でした。

基本的にこちらで全て筋書きを用意し事前に役割指名及び内容についての確認、席次等

約1ヶ月の準備を経て臨みました。

平野君の15分程度の作品紹介は、敷地環境から建物の構成に至るはなしは非常に論理的で

わかりやすく説得力のあるもので受賞に値するものであることに納得がいきました。

 

 

 

第1部での設計者の平野君への松田くんからの花束贈呈(ラテン系らしい熱いハグ!!)

第2部では食事をしながらクライアントであるWご夫妻へインタビューを行いましたが

イームズ夫妻によるケーススタディハウスの話をされ、

やはり施主の意識の高さ、理解度が必要だと痛感しました。

「HOUSE W」は最近の平野くんが設計した住宅の中で真向いの神社の御神木との関係性から

組み立てた構成的な手法が際立っており、当アトリエ時代の担当物件の頃の平野くんが

ベースでその後の表現として構造的な架構がミックスした進化を遂げていると思いました。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA