2023.08.29
記号としての博多帯
須崎町にある福岡県立美術館が隈研吾氏による設計で大濠公園に
移転することになりました。
ニュースによれば外観に博多帯のモチーフを入れるとのこと。
旧美術館にも博多帯のモチーフが外壁に取り入れられており以前から
博多帯って福岡市民にとってそんなに身近な物だろうかと疑問を持っていました。
百道浜にある福岡市立図書館にも博多帯のレリーフが外壁に取り入れられてあります。
また、六本松にできた福岡県弁護士会館のホール吹抜にも表現されていました。
まるでフリーメイソンのように記号化されています。
福岡出身以外の外部の設計者が福岡らしさ、郷土性として率先して取り入れているのか
疑問です。
博多帯の団体が公共施設に対し取り入れるようにプッシュしているのであれば
外壁にモチーフとして取り入れるだけで余分に費用がかかっており
我々の税金が一部の団体の保護のために使われていることになり明確にすべきだと
思っています。
また、建物の外壁に痕跡を残すような方法ではなく
もっと市民に認知してもらうような活動をするべきだと思うのですが——–。
前の記事へ
TOP
次の記事へ