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仕事が忙しい中、合間を縫って妻と共に久しぶりに1泊2日で京都に

行って来ました。

京都への目的はご存じの方も多いと思いますが今年に入りNHKの日曜美術館や美の巨人等で

紹介されている京セラ美術館で

昨年より開催されている村上隆氏による大規模な企画展の鑑賞でした。

京セラ美術館は1933年に建てられた和洋折衷様式の京都市美術館を

4年前に建築家の青木淳氏によってリニューアルされた建物です。

既存のエントランスを保存するために前のアプローチ部を地下まで掘り下げ

新規のエントランスを設けています。

掘り下げたエントランスの両脇にはレストランとショップが入っており

スロープ状に切り取られた開口部を通し向かい側には

1986年に竣工した槇文彦設計による国立京都近代美術館を望むことが

できます。

 

 

エントランスを入って右側にレストランがありますが意外と素っ気ないデザインでした。開口部からは掘り下げたアプローチが見えます。

 

 

 

掘り下げられたアプローチを通し国立京都近代美術館が見えます

 

 

 

館内案内図、B1がメインエントランスになっていることがわかります

1Fの中央ホールを挟み両サイドに展示スペースになっているのが既存建物で

その左上にリニューアル時に増築された新館がありここが村上隆展のメイン会場になっています。

 

 

 

 

既存建物の地下ホールを正面に大階段があり徐々にホールが見えてきます。

 

 

 

 

 

ホール正面にドーンと村上隆による金剛力士像が立ち並び、さあ始まりだというようなワクワク感があります

 

 

 

保存された既存ホール、石の使い方が大胆で素晴らしくこのクラシカルな雰囲気に圧倒されます。ここのデザインも和洋折衷様式が貫かれています

(階段両サイドの灯篭風デザイン、柱頭部雲形肘木等)

 

 

 

左右対称の大階段や吹き抜けを通しての格子天井の空間などクラシカルな空間の醍醐味が濃縮されています

 

 

 

さてこのホールを抜けていよいよ村上隆による「もののけ京都」展へ向かいます——–つづく