2011.06.14
一人監理
昨日、千葉の現場よりまとまった質疑があり
きのうから今日にかけてずっと開口部回りのディテールを
サッシ断面を見ながらCADで書き、現場担当に送っては打ち合わせを繰り返しています。
もともと担当はヒラノでしたが、独立したため当初は、
それでも手伝ってもらい一緒に監理する予定でした。
ただ、いろいろ考えてみると経費の問題や現場との意志の疎通など
二人だとかえって中途半端になるかもしれないと考え
自分ひとりで監理することにしました。
一人の監理は、LIGHT BOX以来で5年ぶりでしょうか。
久しぶりですが、逆にこれまでのスタッフの現場監理を見ていると
打ち合わせなどに時間がかかっているところなどがあり
今回、自分でどのくらい要領良くできるのかやってみて
問題点を認識できればと考えています。
まず現場で長々と打ち合わせをしなくていいように事前に確認事項を提出させる。
現場での質疑に関する検討は、時間がかかると判断できる場合はそこで考えずに持ち帰る。
逆に急ぐものは、その場でラフスケッチを描き即決する。
(担当者の場合、ボクに確認が必要かどうかの判断が難しいと思います。)
工程を考えて次に行なう工事に対し、事前に必要な指示の確認を行なっておく。
などなど、対現場でのやるべきこと、改善すべきこと、勉強することなどがあり
さらに対施主への細かい確認事項やフォローなど
現場監理も奥が深いものです。
建築の仕事としての面白さは、計画と設計と監理のこの三つの分野全てにおいてであり
創造的能力と処理能力とマネージメント能力とコミュニケーション能力が求められます。