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当アトリエOBでノットイコールの有吉君が手掛けた住宅の
オープンハウスへ行って来ました。
3月に竣工し、施主の方が住まわれている状態で
ごく一部のプライベートな形でのオープンハウスでした。

南北方向に長い約20坪の敷地に延床20坪の小住宅です。
建物は陸屋根の総2階建ての建物の手前に三角屋根のギャラリーが付いた建物。

奥の2層の箱は、間口が2.25m奥行き3.64mのユニットを
2列×2列の4つ並べた単純な平面ですが、
4つ並べた壁がクロスする中央部を欠き込むことで
4つのユニットへの動線上の動きをコンパクトに確保するとともに
4つの箱の領域がそれぞれの下がり壁によって規定されながらも
空間的な拡がりが得られています。

素晴らしいと思ったのはクライアントが限られたスペースを
うまく使われとても気持ち良いスペースとして住みこなされていることでした。

最近、大型の住宅ばかりを設計していると空間的な広さについて麻痺しがちですが
このような空間に出会うと初心に戻ったようなハッとした気持ちにさせられます。

この住宅は有吉君にとって1戸建てとしては初めての第1作。
上々の出発でとても嬉しく思います。

ガンバレー

   

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