2008.06.30
イタリア的恋愛マニュアル
きのうは、オープンハウスから帰った後、鬼嫁と中華料理を食べに行き、
その後、二人で「イタリア的恋愛マニュアル」という映画のDVDを借りて見ました。
この映画は、「ライフ・イズ・ビューティフル」で世界中の人々の涙を誘った脚本家
ヴィンチェンツォ・チェラーミのアイデアをもとに製作された恋愛コメディーです。
4つのオムニバスから成り立っていますが、それぞれの話の主人公が
何らかの関係でつながりながら展開していきます。
たくさんの人生模様がコメディータッチで絡み合いながら進行していくさまは、
戦前のフランス映画を彷彿させ飽きさせません。
最初の話は、若い無職の男がボッティチェリの「ビーナス誕生」に描かれている
女神似(ボクの独断的感想です!)の美しい女性に一目惚れして、
イタリア人らしく果敢にしつこくアタックします。
余談ですが、我々の新婚旅行先であるヴェニスのレストランで、妻がトイレに行った際、
イタリアの若い男が「あんな男置いて、案内してあげるからボクと一緒に行こう!」と
誘われたと言って戻ってきたことがありました。
ほんとにイタリア男は調子いい!
映画では、ほとんどストーカーに近い行為に嫌悪感を持たれる方もいるかもしれませんが、
自分の身分をわきまえずにアタックできる勇気に、
恋愛の原点を感じさせられたのも事実です。
最近は、みんなふられるのが怖いし、
恥かしい思いをしたくない人が増えているような気がしますが、
人生の後悔は、結果が駄目でも、何もしないよりしたほうが残りません。
これは、恋愛に限らず全てに通じる言葉です。
とにかく、あと三話もそれぞれに面白く、おすすめです!