2009.10.16
スーパーゼネコン
スーパーゼネコンとは、全国の土木建設業において
年間の売り上げ高がトップ5に入る施工会社を指し、
主に清水建設、鹿島建設、大成建設、竹中工務店、大林組の5社のことをいいます。
当アトリエの設計物件を施工していただいているスーパーゼネコンでは、
建築工事での年間売上げ高が8000億~9000億で九州の売り上げは800億だそうです。
それが昨年のリ-マンショックによる金融危機により、今年は売り上げが激減しており
昨年の50%しかないそうで、建設業界の厳しい状況が理解できます。
建設会社の営業の方によると、施主との契約が決まった後、自分のところが
施工したビルのテナント工事もどうしても取りたいという意地があったそうです。
今回のテナント工事では、ビル側が負担するA工事と共用部分を工事する
テナント側の負担となるB工事と専有部分でのテナント側工事のC工事に分けられ、
A,B工事では、常にビルを施工した会社が工事を行なうことが決められており、
C工事が別の会社の場合、A,B,Cの工事区分と施工の工程のかみ合わせが
とても面倒になります。
したがって今回のようにA,B,C工事が全て1社で施工をお願いできることは
設計事務所にとっても工事の段取りがスムーズでとても監理しやすくなります。
スーパーゼネコンからみれば、所員4名の設計事務所など吹けば飛ぶような
相手なのですが、施主の立場に立って全力でがんばりたいと思うとともに、
現場でのゼネコンの対応なども参考にしたいと思っています。
定例会議では、全体工程以外に施工図の工程、及び設備機器の承認から
発注時期まで細かく作成されており、小さな工事でも手を抜かずにやられている姿勢で
今のところ安心しています。
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PASS:
今回、このブログは修正したものを掲載しています。
修正前の内容に関して2名の方より、厳しい批判の書き込みを
頂きましたが、内容について曲解されており、
そのように思われたことに対し、説明が不十分な部分を
修正しています。
修正後のこの文章に対し、何かさらにご批判がありましたら
当アトリエに実名でメールを頂ければと思っていますので
よろしくお願い致します。