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今日より九州産大学の建築学科にて非常勤講師としての授業が始まりました。
まだ1年生なので、建築に対する興味はこれからだと思いますが、
モチベーションが上がるような授業を行ないたいと思っています。
講師陣は九産の小泉先生を中心にY設計室の家原先生(高校の2、3年同じクラスでした)、
建築デザイン工房の谷口先生、MOアーキテクトの尾方先生の計5名です。
毎週、水曜日の午前中に課題の指導を行ないます。
科目は、空間造形演習で前期に近大で行なっていた内容に似ており、コンセプトワークと
形態操作の習熟を目標にしています。
近大の授業も含め、私にとっても造形的な捉え方の参考になっており大変勉強になります。
特に今年の近大では、建築とデザイン学科の統合の成果がようやく感じられるような
印象を持ちました。生徒は、フィールドが拡がった分、目標が定めにくく戸惑いもあるかも
しれませんが、建築という領域を越えたボーダーレスの部分に若さとバイタリティで
入っていければ、面白い考え方の発想が可能になると思います。
彼らのブログを読んでいるとそのような実感とともに、自分自身が専門領域を越えれない
古い建築家になってしまうのではという危機感を持ちました。
これからは、うちのスタッフにも領域を越えた横断的なつながり(友達ではなく)
を持つ意識を持たせたいと思います。

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今日まで笠置が休みなので、笠置担当の現場からの質疑への対応と
ヒラノが担当の篠栗の家の現場定例打ち合わせで一日が終わりました。
笠置担当の現場物件は、上棟した苅田町の5Similar Houseと
西に向かって開け!プロジェクトがあり、計画物件ではLight Tube
があります。
西に向かって開け!プロジェクトは、いよいよ20日に上棟です。
2階からの西の眺めはどのように見えるのか楽しみにしています。
笠置がいないのをいいことに、今日は早目に切り上げ、
みんなで行きつけの蕎麦屋に行くことにしました。

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きょう、久留米のSOLIDに行ってきました。
竣工して4ヶ月がたち、とても気持ちよく住みこなされていらっしゃいました。
奥様には事細かく、使い勝手や家事動線の動き、収納の許容量などいろいろと
聞かせていただき、想定通りにうまくいっていることを実感しました。

キッチンの横にとったファミリーコーナーは、西側の窓際にあり暑いので、これまであまり
使用されておられませんでしたが、これから寒くなる冬場は、逆に暖かいので
子供たちの場として積極的に使われるご予定のようです。

夕方の5時よりLIGHT TUBEの基本設計の最終打ち合わせを行ないました。
照明計画の説明と1/30の模型を使用しての内観の確認がメインです。

来週より再度概算を行なった上で1ヶ月かけ実施設計に入る予定です。

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2007.09.13

草野球

昔の映画で山田洋次監督「幸せの黄色いハンカチ」というのがありますが、
その中のワンシーンで映画初出演の武田鉄矢 扮する青年が、桃井かおり
演ずる女性にしつこく迫るシーンがありました。
主演の寡黙な役の高倉健が、見るに絶えずボソッとひとこと言います。
「いいかげんにせんかい!お前のようなヤツを草野球と言うったい!」
きょとんとする武田。
「先輩!草野球ってどげん意味ですか?」
「ミット モ ナイ!ということたい」

きのう、安部総理大臣が突然、辞任表明をされました。
タイミングがあまりにも悪く、草野球といわれても仕方ありません。
もっとも恥ずかしい思いをされておられるのはご本人だと思います。
病気が本当の理由という話もありましたが、今日の病院の会見では
それほど深刻な病状でもないように思われますし、精神的なプレッシャーが
大きな原因のように感じます。
「君主論」を書いたマキアヴェッリ(昔、一度読みましたが全く憶えていません)
に詳しい塩野七生さんだったらどんなコメントを出されるか聞きたくなりました。
どなたかある識者が論評されておられましたが、政治的経験をあまり積んで
おられないまま、トップになられたため、様々なシチュエーションでの臨機応変の
対応が後手に回ってしまった。もっといろんな方法があった筈だと。

これは、われわれの職業でも同じようなことが言えるような気がします。
経験というのは、場合によっては斬新な発想を邪魔する場合もありますが、
いろいろな選択を可能にするものでもあります。
しっかりとした基礎を焦らず地道に築き上げることも必要です。
若い人はデザインばかりに目が行きますが、草野球と言われないように
基礎を固めましょう!苦労をしたほうがいろんな経験が積めます。

ところで、当アトリエのO Residenceがローマの建築サイトに紹介されています。
興味のある方は、下記アドレスをクリックしてみて下さい。

http://www.europaconcorsi.com/pro/Kazuhiko-Oishi-

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きょう、5 Similar Houseの現場で中間検査があるため、朝11時にアトリエを出発。
午後2時に中間検査を無事終了し、その後夕方近くまで、打ち合わせを行なってきました。
壁の下地ができるにしたがい、だんだん5つの棟の形が明確になってきました。
施主のAさんのご主人も移動の途中に立ち寄られ、冷たい飲み物の差し入れを
いただきありがとうございました。
現場監督のKさんが、リビング・ダイニングの拡がりと高さがとても気持ちいいと
言われ、たいへん嬉しく感じました。
吹き抜けを通して、子供たちの遊び場としてのロフトとつながっているため
2階の子供室の孤立感がなく、いい感じになっています。

現在、枠回り、水切りの詳細な納まりの詰めもほぼ終わり、コンセント、スイッチ等の
設備機器の位置の指示及び施主の立会い予定日を詰めています。
現場には常に担当者と私と二人で行っていますが、担当者は事務所で私と打ち合わせを
行なった内容を、詳細に現場監督に伝え、私は大まかに現場を見ながら、何か問題や
見落とし、図面との食い違いがないかを確認しています。
今日は、ファミリールームの掘り座卓が施工上見落とされているのに気付き、収穫が
ありました。こちらが事前に発見することで、現場も手戻りがなく助かります。
このような地道な細かい積み上げを行ないながら、竣工に向け現場は進んでいきます。

“5 Similar House 現場” への1件の返信

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    本日は遠いところありがとうございました。2階のある棟のL字の壁の疑問も解決できてよかったです。ありがとうございました。

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