2023.09.19
定期演奏会
妻が所属する大学OBオーケストラ(橘フィル)の年1回の定期演奏会にスペースキューブの
梅崎ご夫妻をお誘いし聴きに行って来ました。
今年の曲目は シベリウス;交響詩「フィランディア」 (10分)
ドリーブ ;バレエ音楽「シルヴィア」組曲 (20分)
ベートーヴェン;交響曲第7番ィ長調 (40分)
みなさん知り合いがいると思い気軽な気持ちで来て頂き、アマチュアながらも演奏は
本格的であることもあり、いつもびっくりされています。
また、毎年入場時に渡されるパンフレットでの軽妙洒脱な曲目説明により
長い時間にも関わらず飽きずに楽しく聴くことができます。
それにしてもベートーヴェンの第7は非常にスピード感があり当時であれば
現代のロックに近いと思いました。
2023.09.08
「九州建築新人賞」新設による公開討論会
JIA(日本建築家協会)が主催する「建築九州新人賞」の公開討論会に出席しました。
JIAに加盟しながら団体活動が苦手なボクは例会含め全く出ていないのですが
松山将勝さんが九州支部長、アーキタンツの福田さんが福岡支部長になられての活動が
活発化しており、お二人含め、会のご尽力には頭が下がります。
この度、松山さんが2~3年前から準備されていた「建築九州新人賞」をやっと
立ち上げられたようで色々と苦労されたと思います。
九州の若手建築家の登竜門としたいとの熱い思いがあってのことのようで
素晴らしいと思います。
学会が主催する建築九州賞は色々な分野の学会員の先生たちによって選ばれる賞
であるのに対し今回のJIAが主催する新人賞は学会員の縛りがない為
3名の審査委員のメンバーも九州を代表する個性的な建築家たちによる審査となるようです。
柳瀬真澄氏、田中俊彰氏、塩塚隆生氏の3名による若かったころの作品紹介を踏まえた
15分間ずつのプレゼが行われ、むかしオープンハウスで拝見させて頂いた物件が
その頃においての転換点となった位置づけ等のお話を伺い、懐かしい思いで三者三様の
興味深いプレゼでした。3人とも共通していることはむかしから興味のあることを
ずっと追い続けているということで地道な積み上げを継続的に行ってきたからこそ
高い作品の評価と今の活動に繋がっていると思いました。
また、審査はあくまで主観的評価となる為各々の審査委員の好みによって変わります。
したがって審査委員の期間を2年に限定していることも良いと思いました。
作品に対する評価を求めている人、評価などされたくないと思っている人含め
できる限り広く表に出て来れる場を造ってあげたいという松山氏や塩塚氏の優しさは
素晴らしいと思いますが、我々の年代からみれば若手建築家各々が自分で動き
オープンハウスを企画し、実際の空間を通して先輩建築家を含め
たくさんの意見を聞く前向きな姿勢が必要なのでは?と思いました。
2023.08.31
夏の終わり
とても暑かった8月がやっと終わります。
とんでもない8月でしたが甲子園大会での慶応高校優勝は久しぶりの
甲子園での声出し大応援により暑さを吹っ飛ばすような爽快感があり
楽しませてもらいました。
9月に入り厳しい残暑がいつまで続くのかわかりませんが
体調に気を付けて乗り切りましょう!
ところでホームページをこの度マイナーチェンジしましたので興味のある方は
当アトリエホームページをご覧になって下さい。
2023.08.29
記号としての博多帯
須崎町にある福岡県立美術館が隈研吾氏による設計で大濠公園に
移転することになりました。
ニュースによれば外観に博多帯のモチーフを入れるとのこと。
旧美術館にも博多帯のモチーフが外壁に取り入れられており以前から
博多帯って福岡市民にとってそんなに身近な物だろうかと疑問を持っていました。
百道浜にある福岡市立図書館にも博多帯のレリーフが外壁に取り入れられてあります。
また、六本松にできた福岡県弁護士会館のホール吹抜にも表現されていました。
まるでフリーメイソンのように記号化されています。
福岡出身以外の外部の設計者が福岡らしさ、郷土性として率先して取り入れているのか
疑問です。
博多帯の団体が公共施設に対し取り入れるようにプッシュしているのであれば
外壁にモチーフとして取り入れるだけで余分に費用がかかっており
我々の税金が一部の団体の保護のために使われていることになり明確にすべきだと
思っています。
また、建物の外壁に痕跡を残すような方法ではなく
もっと市民に認知してもらうような活動をするべきだと思うのですが——–。