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2022.12.11

もう12月

 

あっという間の1年でまた12月がやってきました。

今年は激動の年で、収束しないコロナ禍にロシアによるウクライナへの侵略戦争、

世界的な物価高、とんでもなく暑い夏等々がありましたが

1年の終わりの締めくくりとして

ワールドカップでの日本代表の大健闘によって気分を高揚させてもらいました。

何か我々が前向きに盛り上がろうとする度にコロナ禍が拡大し水を差されるようなことの

繰り返しで本当に頭に来ます!

コロナも以前より肺炎になる方が減少しており、

感染のリスクを警戒するあまり極端な行動制限を自分に課すことは

結果的に大幅なコミュニケーション不足を招き孤立化する可能性があると思います。

ボクも当初2年間はタコツボ生活を続けていましたが

今年は4月と11月に東京へ行って来ました。

東京はオリンピック開催を目標として街並みが随分と整い風格が出てきたという

印象を受けました。地方都市である福岡とは随分差が付いたと思います。

地方都市で頑張っている我々地方の建築家も田舎者にならないように

現代が発する様々な難関に立ち向かい、

今という瞬間を肌で感じながら時代を表現していく必要があります。

みなさん頑張りましょう!!

 

 

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今月末に1期工事が完了予定の久留米O CLINICは久留米市役所の仮使用検査、民間審査機関の

ビューロベリタスによる建築検査、久留米市消防局による消防検査、そして施工者側社内検査

、設計事務所による竣工検査、さらに施主による竣工検査等々たくさんの検査を受けながら

進んでいますが入口ゲート、待合が面する中庭、外部駐車場、外回り新規塀等

隣接する既存建物の解体(1月より)が終わらないと最終完成形に至っていません。

 

 

待合ホール受付廻り

 

 

(住宅キッチン回り)

 

住宅についても消防局の指導により建物解体が終わり、避難スペースの誘導幅が確保される

までは住むことができないことになっています。

2階住宅の植栽も既存建物の解体後になっており2期工事が3月に終わるまで我慢の状態です。

 

 

 

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先週、昨年の5月に竣工した北九州八幡西区市崎のDOUBLE COURTS HOUSEの

竣工写真撮影に立ち会いました。

撮影はテクニスタッフの岡本氏です。

 

 

変形した敷地に対応できるように建物を3つの棟に分け、ずらしながら配置しています。

いずれの棟も陸屋根の箱となっていますが施主のご要望により庇を付けています。

前面道路に対して敷地裏手には8階建てマンションが建ち、左側隣地には3階建て住宅

唯一景色が遠望できる右側は駐車場となっています。

四方からのプライバシーを守りながら、隣地駐車場越しの景色を取り込むために

LDKが面する外部は建物の外壁が延長した塀によって内庭となっておりその外側の

敷地境界線との間にできたスペースは外庭になっています。

駐車場からのプライバシーを守り且つ景色を獲得するために考慮した

DOUBLE COURTS HOUSEがコンセプトです。

 

 

(南東側駐車場外観)

 

 

エントランスはいきなり道路側に面しないように目透かしレンガスクリーンと門扉により

隔てられ坪庭のあるポーチがワンクッションとなっています。右手はお客様用の駐車場として

2台分を確保しており、打ち放しのコンクリート塀により外庭と遮断しています。

 

 

エントランスホールは正面に飾り棚のある地窓が設けられ内庭の足元の植物を限定された

視界の中で観ることができます。右手のスペースはエントランスに付随して取られたシューズ

スペースのあるサブエントランスの出入口となっています。

左手に折れるとリビングへの入口と2階への階段があります。

 

 

お子様たちは成人されておりリビングからは切り離されたエントランスホールに面して

階段が取られています。

 

 

3つの棟の中央にあるLDKスペース。キッチン上部天井裏に全館空調器を吊っておりリビング・

ダイニングに対して天井が下がっています。奥の列柱式の壁によって区切られたスペースは

寝室とサニタリーがあるプライベートスペースを分ける緩衝帯として機能させています。

キッチンはキッチンハウスによるモーニングカウンターとミニIHプレートが組み込まれた

対面式キッチンです。

 

 

3つの棟の有機的なずらしにより様々な方向からの光が射し込みます。

 

 

帯状の壁によって切り取られた開口部を通し内庭、外庭が2重に重なった庭を通し景色を

遠望することができます。

 

 

 

リビングよりエントランスホールを観る、自然光によるグラデーションが美しい

 

 

 

 

 

 

内庭から外庭、そして遠望の重なり

 

 

 

 

シーンコントローラーによる間接照明、ダウンライト、ペンダントによる夜の照明演出

 

 

 

 

 

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先週末の土曜日、妻の大学のOBオーケストラ定期演奏会が

コロナ禍での中断を経て、2年ぶりにアクロスホールで行われ

妻もバイオリンで参加しており聴きに行って来ました。

 

演奏曲は毎回、団員のメンバーが3曲を選んでおり今回は

フンパ―ディング;歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲

チャイコフスキー;バレエ組曲「くるみ割り人形」

チャイコフスキー;交響曲第5番ホ短調

毎回聴きに行っていると各曲の説明が面白く、それを何度も読みながら聴いています。

「くるみ割り人形」小学生の時から居間に置いてあったステレオプレイヤーで

よく聴いていた曲でわかりやすく楽しめました。

チャイコフスキーは優美でありながらとても力強く迫力がありました。

優美さと力強さという一見、相反するような感じですが

チャイコフスキーにかかるとそれが見事に統合され飽きさせません。

オーケストラにふさわしい華やかさがありました。

 

みなさんも1年に1回、こういう会場の雰囲気を体験されてみてはいかがでしょうか。

プロではないのでチケット代は1000円ですが半年以上の練習を重ね

我々クラシックの素人にとっては十分過ぎるほど楽しめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

久留米O CLNICの現場は来月中旬1期工事完成に向けて内装仕上げの追い込みに

入っています。

内科クリニックの場合、商業施設であるとはいえ、

美容外科や産婦人科のようなグループとは患者さんの層が違い、

施主から求められているものはホテル仕様のような高級感でもなく

品のある健康的な空間だろうということに気づかされました。

また、一般的な商業施設と違い、人工照明に頼らない自然光による気持ち良さを

目指しています。