2008.07.20
外食
昨日は、次男が入っているブラスバンドの大会に妻も見に行ったため
帰りが遅くなり、二人ともイタリアンの外食をと決め、子供の帰りを待って
いたのですが、帰ってくると冷たいものがいいと言い出し、
結局、めんちゃんこ亭のソウル冷麺を食べに行くことになりました。
奥のテーブル席に行こうとすると、手前にあれ?どこかで見た顔。
とっさに思い出せずに席につき、
記憶をたどれば、なんとフレンチ料理の達人、坂井シェフではありませんか。
坂井さんは元祖めんちゃんこを外人の方を含む仲間の人たちと食されていました。
2008.07.19
野茂引退
先日、野茂が引退を発表しました。
引退と聞いて、野球選手の選手生命が他の分野に比べ短いと思いました。
引退とは言え、まだ39才。
通常、引退の記者会見では誰もがやるだけやったので悔いはありませんと
言うところを、野茂は悔いがあります!と言いました。
確かに政治家は70、80才までやれますし、39才なんかまだまだ青二才です。
建築家においても39才は、若手建築家と呼ばれます。
自分はまだ社会的には若い筈なのに引退しなければならない、
悔いがあるというのは、本当に野茂らしい言葉で感動しました。
建築家には引退があるのか?
一人だけで自己表現できる芸術家には引退がありませんが、建築家は様々な
人々の協力がなければ建築を造っていくことはできず、
造るまでの過程が最近、ますます複雑になっている現状を考えると
組織にしない限り、年を取っての一人では絶対にやれない仕事です。
したがって、アトリエ系の建築家も年を取れば今後、引退しかないのでしょうか?
な–んて、野茂の引退で思わず考えてしまいましたが、
50代は、建築家においては華の時代です。
ボクとしては、気持ちが続く限りがんばり、
年を取っても引退しない方法を考えます!
2008.07.18
RIVERSIDE HOUSE足場解体
暑さと忙しさのせいか、最近ブログの更新が毎日できなくなっています。
本当に毎日、ジェットコースターのような時間と精神の中で過ごしています。
きょうは、午後からフジヤマとともに市内のLEAF HOUSEの現場の後、
熊本のRIVERSIDE HOUSEの現場に。
先日、外部足場の解体前チェックで解体が延び、本日いよいよ全貌が明らかに!
設計者としてもっともワクワクする瞬間です。
到着時刻は日が暮れるぎりぎりの7時半。
夕暮れの中、川辺に開く無数の開口部は、西日を制御するとともにプライバシーを
守りながら川側の風景を切り取ります。
開口部をコンセプトに基き、一定のルールで整理しており
論理的な建物になっています。各開口部の高さ及び大きさについては、
すべて内部と外部の関係性に基き、スペースにおける機能と対応しています。
壁を折り曲げて構成するというコンセプトの結果、建物の見え方はいろんな角度によって
表情が違います。
担当のフジヤマのコンセプトが十分に活かされた建物に。
恐るべし!フジヤマ
川側にある堤防と建物の間の谷間。
切り取られた夕暮れの風景。抽象性を感じさせる写真でとても気に入っています。
この住宅は、在来工法による木造住宅で、コスト的に厳しい制約の中でも
実現できた住宅です。
外壁はサイディングの横張りの上、白い部分は汚れにくい光触媒によるハイドロテクト塗装、
こげ茶の部分は汚れが目立たないためビニールペイント塗装、
開口部のガラスはすべてシングルです。
穴があいている壁と同等に見せるためにアルミサッシの開口部は壁の奥に引っ込めて
取り付けています。
サッシ及び孔状の開口部の高さは、サイディングの割付450ミリの倍数に合わせて
あります。
すべての納まりを徹底的にコンセプトに基づき収めれば、建物は商業的水っぽさと違い、
極めてクレバーなものになります。
クレバーであれば、どんなにローコストでも
風格につながっていくと思うのですがどうでしょうか?
2008.07.16
LIGHT TUBE竣工写真立会い
昨日は、夏の暑い中、テクニ・スタッフの岡本さんに来ていただき
LIGHT TUBEの竣工写真に立会いました。
エントランスから階段を上がるなり、一言。
大石さん------いいね!
まだ、一周してもないのにさすがというか、相変わらず感覚がシャープです。
ほめるだけでなく、いろいろと気付かなかった意見をいただき
反省すべき点もよく理解できました。
同じく撮影に立ち会った担当のカサギもたいへん勉強になったと思います。
ダイニングよりファミリールームを見る。半階下がった階の開口部も含め、
チューブに空けられた開口部を通して外の風景が切り取られて見えます。
チューブが斜めに下がっていくところの空間ですが、大きな巾の階段と
浴室とシャワーブースが入った水色の箱が見えます。箱の左側は、寝室とキッチンを
結ぶ廊下で、横に取られた開口部からの光が水色の箱に反射し、陰影と光に色を
感じるスペースになっており施主の奥様がとても気に入られています。
回遊している寝室の廊下。左側はアイランド状に取られた木質仕上げの収納スペース。
9.5帖のリビングスペース。半階上がった部分が21帖のダイニング・キッチンスペース。
半階下がった部分がエントランスです。
回遊することでいろんなシーンが展開します。
2008.07.15
LIHGT TUBEオープンハウス
12,13日の二日間にわたるLIGHT TUBEのオープンハウスが終わりました。
施主のIさま、筑羽工務店のハタさんありがとうございました。
設計事務所の方々や現在計画中の施主の方、今年のアトリエの求人に惜しくもお断りした
息子さんのお母様、建築学科の学生、ご近所のおじさん、おばさんなど
100名近くの方々に来ていただきありがとうございました!
きょうは、これから竣工写真の立会いですが、オープンハウス時に写した写真を
取り合えず先行公開。
この建物の中庭については、都市型住居における中庭とは、意味合いが違います。
もともと、建てこんでいる敷地ではなく、良好な景色が得られる環境でしたので
チューブ状の箱に開けられた開口部によって切り取られる風景が主題であり、中庭が
テーマではありません、中庭も風景も同等、等価として扱われていることが
この建物の面白さにつながっていると思います。
したがって中庭にだけ大きく開いている従来の捉え方とは違っています。
エントランスは、リビングフロアより半階下がっており、玄関扉を開けると正面に階段が
見えます。
つづく