福岡の建築設計事務所「大石和彦建築アトリエ」

最近、とても忙しくなかなかブログの話題が浮かんでこない今日この頃ですが、
茶化すことが少なくなったｽﾀｯﾌのヒラノに、施主との打ち合せ時に
繰り返される、あるフレ－ズに気付きました。
それからというもの、横で説明を聞きながら何回言うのか数えていると、
たまらなくおかしくなり、神妙な面持ちで聞かれておられる施主ご夫妻の前で
不謹慎にも必死で笑いを抑えている状態です。
施主の皆様、本当にごめんなさい。
「ここは、ですねちょっとこうしまして-----—ちょっといいかなあと思いまして-----–
ちょっとできます----------ちょっと時間をかけさせていただき----------—ちょっと良くなるかと—」
1回のヒラノの説明の中に「ちょっと」が平均10回は繰り返されています。
「ちょっと」はたぶんヒラノにとって謙遜語なのでしょう。
次に説明を行なう私にも移ってしまい、いけないと思いながらも思わず出てしまい
二人そろって「ちょっと！ちょっと」
これからは、建築界のザ・たっちと呼ばれたりして-----—-。

きょうは、ジェットで対馬に行き１時半にはｱﾄﾘｴに戻ってきました。
きょうから1年生の時に非常勤で教えた九産大3年のＥくんが
オープンデスクで来ています。
Ｅくんは1年の時からやる気まんまんで優秀な学生でした。
3年生になってもいろんなｱﾄﾘｴで実務の手伝いをして見聞と知識を深めています。
当ｱﾄﾘｴにも今回、積極的なアプローチがあり、お手伝いをお願いすることにしました。
いよいよ、４月から4年生なので卒計の参考になればと昨年のデザインレビュー
の本を貸してあげました。
うちのヒラノもボクが打ち合わせに行っている時間に彼と話をしたようで
前向きな姿勢に大変感心していました。
Ｅくん！がんばれー！！
やる気のある学生！オープンデスク大歓迎です！

今日は、朝より茶山のＬＥＡＦ　ＨＯＵＳＥの現場。
主に複雑な屋根の下地工事に時間がかかっています。
三つに取られた中庭と浮いた屋根のスキマより差し込む光、
各部屋が中庭を中心に有機的に絡み合っているため
想像以上に拡がりと迷路感があります。
屋根の防水立ち上がりと欄間開口部の納まりについて打ち合わせを行いました。

午後より「西に向かって開け！プロジェクト」の引渡し。
ｽﾀｯﾌと妻も一緒に見学を兼ね立ち会いましたが、明日引越しなのにまだ
コンセントプレートもスイッチプレートも付いていません！
手直しも十分でなく、明日再度引っ越し前に担当の笠置と施主とで未完了
部分の確認をすることにしました。
Ｎさん本当に申し訳ありません。

夕方より、ﾌｼﾞﾔﾏとともに田川のＩ　さん宅へ打ち合わせに。
ほぼ修正ﾌﾟﾗﾝも決まり、契約を行なった後、おいしいポークシチュウとワインを
ご馳走になりました。ありがとうございました！
いよいよ基本計画、がんばります！
夜の10時半に戻り、笠置と桜坂プロジェクトの資料の確認。
明日は５時半起きで、対馬に出張。オープンした調剤薬局を見に行ってきます。

福岡市筑紫ヶ丘で進めていました「西に向かって開け！プロジェクト」は、
残念ながらオープンハウスが急遽中止となってしまいました。
理由は、施主のお引越しまでの工事の手直しが間に合わない可能性があり、
オープンハウスで手直しが1日間できずに施主にご迷惑をかけてしまうことの方が
問題であると判断した結果です。
オープンハウスを期待されておられた方々へ改めてお詫び申し上げます。

大変残念ですが、3月29日には二日市の住宅-ＯＮＥのオープンハウスを
行なう予定ですので、こちらを楽しみにしていてください。

わたしは、設計の仕事においては極めてスピーディーな判断が
できる方だと思っており、現場においてはいつも即断で指示をしています。
ところが、プライベートになると全く別人のごとく優柔不断です。
買い物もなかなか決まらず、妻から言われている用事も
なかなかできません。
本当に自分で不思議に思います。
仕事では全く優柔不断でない私も今回の新しいｽﾀｯﾌの採用については
なかなか決めきれません。
3人と面談を行ないそれで決めようと考えていますが
感性や実力以外に　私との相性、ｽﾀｯﾌとの相性もあり、
とても悩ましく決断を下せない状況です。
今後のｱﾄﾘｴの方向性についての大事な人材ですので
とても慎重にならざるを得ません。

今回、3人以外にもたくさんの方から応募をいただきありがとうございました。
ｽﾀｯﾌ募集を終了しこの3人の中で決めるつもりです。