2008.03.04
ハタさん2
筑羽工務店のハタさんは、時々自分の現場でもないのにいろんな納まり上のアイデアを
教えてくれます!
たとえば、開口部。
住宅用のアルミサッシの場合、ガラスルーバーやすべり出し窓などは、巾が750ミリ以上は
連窓にしないと1枚では製作ができません。
これは、開口部のデザイン上の制約で結構、頭を悩ましておられる方も多いと思います。
しかも、アミ戸はガラスルーバー窓の場合、内側に固定であまり目立ちませんが、
他の開きの場合、内側に片開きのかっこ悪いアミ戸がつく場合があります。
開口部をもっとすっきりと見せたいと思う時に教えていただいたのが
通常の内付け引き違いアルミサッシ窓を使用して片方を戸袋上の壁で
つぶすと、外観、内観も含め、はめ殺し窓のような大きな開口部に見えながら壁の中に
引き込んでフルオープンにできるサッシが可能になります。
今回のONE PROJECTでは担当のヒラノが、その教えに従い
開口部の工夫をしていますので参考にされたい方は、3月下旬のオープンハウスで
見てみてください。
2008.03.03
事前相談
日経アーキテクチャー2-11号の巻末に4コマ漫画があり、
面白かったのでご紹介。
確認申請の事前相談でのシーン。
担当者 「このクロスの品番は?」
設計者 「未定です。」
担当者 「キッチンの品番は?」
設計者 「未定です。」
「そんな細かいこと決まってるわけないじゃないですか!」
担当者 「ダメダメ!、こんな未定事項の多い申請書類は受理できませんね。」
設計者
いきなりテーブルに手をついて立ち上がり
「じゃあ、あなたの今晩の夕食は何ですか?」
「あなたの今晩の就寝時刻は?」
「あんたなんか今晩の予定も決まってないじゃないか!」
「半年後の施主の気持ちなんかわかるか!」
担当者 「またキレタ。今日三人目-----–。」
2008.03.02
家具セレクト2
きょう日曜日。
午前中は、朝風呂でゆっくりと過ごし、
お昼より天神に出向き、ブラブラ。
篠栗の家に入れる予定のソファのクッションを確認にカッシーナへ。
1階の同じ張り地のソファを使ってあれこれとクッションを選んでみる。
施主の奥様は小柄なため、クッションは二つを背中の後ろに入れられる
ことを考慮して40センチ角と30センチ角の2種類の違った柄を選び
反対側のアームの根元に40センチの同じ柄で違う色のクッションを選ぶ。
生地の感じは、ソファの生地と変えて光沢のある生地のほうが上質感が
でるような。
一応、今週いっぱい奥様に確認してもらうまで取り置きに。
その後、フロアスタンドも見て回る。
カトリーヌ・メミの黒い角型セードの中くらいの高さのスタンドが合いそうな気がしましたが、
夜間の照明状況がまだ確認できていないので改めて来ることに。
次に近くのアクタスへ。
アクタスのお店の中にセレクトCDを試聴できるコーナーがあり、そこで30分ばかり
聴いて2枚を購入。
キャッシャーの近くに展示品限りの札が付いたダイニングセット(テ-ブル+椅子5脚)
がかなりお得な価格で置かれているのに気付き、急いでONE PROJECTの
施主に電話。たまたま、偶然近くの三越にご夫婦で来られてあり
見に来られるとの返事。
カットの予約を入れていたため、待たずにそのまま薬院の美容室へ。
カット中、携帯にTさんより連絡。気に入ったので買ってもいいでしょうかとの問い合わせ。
デザインも良く、先に購入を決められておられたTIME&STYLEのソファにも
相性がいいことと、 めったにないタイミングの良さもあり、お勧めする。
結局、購入に。
超スピーディーな買い物でした。
2008.03.01
佐賀のT PROJECT、田川のI PROJECTご提案
今日は、2件のプロジェクトの提案を行ないました。
午前中に佐賀のご自宅にお伺いし、これまでの案とは全く
違う案についてプレゼンテーションさせていただきましたが、
意外と気に入られたご様子で安心しました。
プレゼ後、奥様の手作りのサンドイッチをフジヤマとともに
ご馳走になりありがとうございました。
その後、アトリエに戻り、田川よりIさんご夫妻が来所。
待ちに待った提案を緊張された面持ちで聞き入られておられました。
だんだん緊張もとれ、いろんな質問が。
アトリエとしてはフジヤマが考えた地形的プランを強く推しました。
当初、ご自分たちが考えておられたイメージを大きく飛び越える提案に
ご主人はポジティブに乗り気で奥様は慎重という印象でした。
模型を含めて持って帰っていただき、お二人でじっくりと検討していただくことに
していただきました。
これまでのアトリエの方程式通りに行くとすれば、ご夫婦にとってのオリジナリティ
を考えフジヤマ案に落ち着く筈ですが、予算上の現実的問題に対するご不安も
おありで結果はいかに?-----—。
2008.02.29
エピソード
3年前の話。
アトリエ近くの以前住んでいたマンションで、顔見知りの女性の方から
大石さんは、建築事務所を開いておられるそうで
お願いがあるのですがと相談を受けました。
実はその方の弟さんが、建築専門の本を扱う出版社に
勤められ本の紹介を兼ねての営業をされておられたそうです。
お年はまだ取られていなかったようですが、病に倒れ
亡くなられたということでした。
遺品を整理されておられる中で、建築が好きだった弟さんが
ご自分でも購入されておられたたくさんの建築関係の本が出てきました。
村野藤吾のディテール集と写真集、吉村順三のディテール集、ノーマンフォスターの作品集、
ルイスカーンの作品集など数十万円もするものでした。
それを私に寄贈して是非役立てて欲しいとのことでした。
亡くなられた弟さんが大事にされておられた書物を譲り受け、
是非ご期待に応えたいと思い頂く事にしました。
それから2年半後、篠栗の家の実施設計において、担当のヒラノが
寄贈された吉村順三氏のディーテール集を何度となく見ながら
木製建具の引き込みの開口枠納まりを煮詰めているのを見て
嬉しく思いました。
アトリエにおいてあるたくさんの建築の本にもエピソードを伴うものがあります。
さて、篠栗の家、もうすぐ竣工です!
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お休みの日までいろいろとお疲れ様でございます。大石さんのクライアントの方々は幸せですね~。頭が下がります^^
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趣味と実益を兼ねてですから-----。
インテリアショップを見て回るのは楽しいですよ!