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2008.01.19

篠栗の家


昨日は、篠栗の家の現場打ち合せ。
ヒラノの現場打ち合わせが時間がかかり、とても寒かった。
この時期の現場は、開口部が開いているので外の冷たい風が
現場を吹き抜けていく中、大工さん、電気設備の工事の方々が黙々と
作業されていました。
寒い中、本当にありがとうございます。
毎週の定例には、必ず施主のKさんも参加され、毎回、密度の高い打ち合わせを
行なっています。施主も含め現場の全員が一つのチームになったような感じで
一つ一つ、解決しながら進んでいっています。

打ち合せ後、Kさんご夫妻に担当のヒラノとともに食事に誘われ、おいしい天ぷらを
ごちそうになりました。芋焼酎を2本も空け、楽しいお酒となり、
ありがとうございました!

担当のヒラノもこの若さでこれだけのものをディテールも含め
よく詰めていると感心します。
自分だったら、ヒラノと同じ年齢ではできなかったと思います。
まあ、自分の指導のたまものなーんて自身の自慢につながっていますが-----–。

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LEAF HOUSEの減額調整は、あと一息というところまで近づきました。
私がこだわっていた部分を担当のフジヤマが容赦なく切り捨てていきます。
「フジヤマさん!それー残そうよー。」とお願いしても、例の冷静な低い声で
「所長、これはコンセプトに影響しませんから止めます!」
ときわめて論理的説明を受けると何も言えなくなります。
「ハァー、ソ、ソウだねー。」
微妙なあいまいなこだわりは、自分ではなかなかあきらめがつきませんが、
第三者に客観的に言ってもらった方が納得もできます。
そこで、私もフジヤマがこだわってた部分の反撃に出ます。
「これだって特にいらないから止めようぜー!」
あの冷静なフジヤマのまゆ毛がぴくりと動きますが、しばらくして
「わかりました」
どうだー!やったー!
などと二人で延々と下げあっこして、明日、施主に再々度説明を行なう予定です!

“コストとの戦い part2” への3件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    『微妙なあいまいなこだわりは、自分ではなかなかあきらめがつきませんが・・・』←このくだり、非常に分かる気がします^^

  2. SECRET: 0
    PASS:
    tessyさん!いつも応援コメントありがとうございます!
    微妙なあいまいなこだわりは、時として先鋭化したコンセプトを
    やわらかくしている場合もあって判断が難しいところです。
    元施主のM先生ご無沙汰しております!
    ブログ早速拝見しましたが相変わらずお元気のようで
    先生の遊び心には敬服します!

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Fクリニックの改修コンペの準備を進めています。
医療施設の計画の場合、まず求められている科目のある実例を
医院建築という本から徹底的にプラン収集をします。
プランの収集と各部門別面積の情報を昨年末までにフジヤマに準備させ、
今年より担当のヒラノに、動線計画の分析と今回の建物の各室の
面積配分を作らせました。
また、既存建物の構造改修の有無について審査機関への
事前打ち合せを行ない、可能増築面積の把握をした上で
限られた面積枠組みの中での各室のジグソーパズルのような組み合わせを
何パターンも行ないながら、ベストなプランの方向性をさぐっています。
今回の医療施設のリニューアルは、デザインよりまず始めに機能的なプランを
優先させることがポイントだと思っています。
機能的な解決にも常にアイデアは必要であり、そこがとても面白い部分で
コンセプトを立てたり、デザインが後回しだと言っても決して面白くないということ
ではないということを、スタッフに住宅以外の物件として経験させたいと思っています。
独立までの16年間、前の事務所で医療施設の設計を行ってきた経験を生かし、
是非、がんばります!

“Fクリニックリニューアルコンペ” への1件の返信

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きょう、千葉でご自宅を計画されているNさんご夫婦がアトリエに来られ、
3案の提案に対し、最終的にB案の採用が決定しました。
3案のなかでも、もっともコスト的リスクが高い案ですが、3枚の壁の
構成がそのまま構造的表現になっているところと内部の三層のプレート
がシースルー状に上下しながら一体となっている空間に高い評価を頂きました。
三案に対し関心を持って投票のコメントをいただいた方々へ改めて御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
今後は、B案のコンセプトを守りながらもう少しプランの調整を行なっていくつもりです。

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2008.01.14

発想

建築のコンセプトを考えるにあたって、全く建築でないものが
時として、インスピレーションの源になる場合があります。
そういうものを、時々クリアファイルにファイルしています。

これは、ゼリー状の和菓子だったと思いますが、
中の半透明の色とりどりの具が、透明なゼリー状のもので覆われており
とてもきれいです。
建築も中の構成が覆われた膜をとおしておぼろげながら浮かび上がるような
ものができないかなあと思ったりします。

これは、ソーメンを下げている写真ですが、細くて白い線が幾重にも重なっていくと
奥のほうは霧のようにかすんできます。
人工的なもので自然現象が抽象化されているイメージを受け、面白いと思いました。
常に違った角度での切り口を持つことができればと考えていますが、
どっぷりと建築に浸かっていると、斬新なアイデアがなかなか出なくなります。

“発想” への1件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    大石さんの発送は良い意味で非常にユニークです。
    そしてかっこいい!
    時間よ戻れと心の中でちょっとつぶやいてしまいました。。。

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