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苅田町の5 Similar Houseの足場が解体され、建物の全体像があらわになりました。
実は、アトリエとして解体後の現場には、まだ行っておらず現場に撮ってもらった写真です。
早く行きたくてウズウズしているのですが、担当の笠置も含め
週末に打ち合わせが詰まっており、身動きがとれません。
壁の仕上は、フッコーのサントロペという吹付け材を現場で吹いた後、金ゴテで軽くこすり
表面に傷をつけた後、40センチくらいの長さ(この長さがミソ!)の発砲スチロールで
さらに大きく円を描くようになでます。
吹付けの値段で左官仕上げのような出来具合になり、塗装屋さんでできるので
かなり割安です。色は特別に作ってもらっています。
塗装の親方が言うには、吹付け材でもねばりがあるからできるそうで、普通の
吹付けタイルに石粉を混ぜれば同じようにできるかもしれないとのことでした。
当初、年末にお引越しというご予定でしたが、年明けに延ばしていただき、
大変助かります。現場の方たちもフルオーダーの住宅で普通ではない納まりを
一生懸命、悪戦苦闘しながらがんばっていただいています。
最終的な仕上がりは、時間に追われないでやらせてあげたいので
とてもありがたく思っています。
今後の我々アトリエの作業としては、今月中に、家具のセレクトを行ない、ご提案する予定です。

また、「西に向かって開け!プロジェクト」も年末に登記が条件でしたが、この現場も、
現状ではとても間に合いそうになく、
止むを得なく年明けに延ばしていただくことになりました。

来年こそは、何だかよい年になりそうな予感です!!

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きょう桜坂プロジェクトの打ち合わせがありました。
営業への内容説明についてプラン上は了解を得たようですが、
延床面積が当初より増え、販売価格が予定よりさらに上がることが予想されるため、
いまのところ、建売とするのか、注文に変更するのか営業側の方で、踏み切れない
状況のようです。
今後、さらに外観の素材、外構デザイン、内部インテリアイメージを
詰め、1月の中旬に会社のトップに判断を仰ぐことになりました。
とにかく法的規制のオンパレードのような建物で、もしかしたら
誰がやっても似たようなプランになるかもしれません。
担当の笠置にとって、再三再四にわたる役所との交渉は、とても勉強になっていると
思います。
いろいろな制約も、部分ではなく建物全体で捉えなおして調整すると
クリアできるケースもあり、様々に連動する要素を多面的に考えることが
要求されています。
また、1週間後の打ち合せまでに新たな宿題を解決しなければいけません。
負けずにがんばるのみです!

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先週、非常勤講師をしている九産大で第2課題の合評会が行なわれました。
5人の講師が各々に担当する班から1名から4名ぐらいを選び、
全員で講評を行います。
私が担当した班からは、4名を選びました。
怒りのハッパが効いたのか、みんなよくがんばりました。
9mキューブの中での空間構成が第2課題のテーマです。
1年生にしては、本当にがんばっていると思いました。
以下、力作をご紹介します。

キューブ状の外形を保ちながらも木の幹をイメージした自由曲線によるフレーム
が構造体になっており、ダブルスキンによる中の壁を支えています。
枝と葉も含め抽象化されておりキューブ状の中を歩き回れるようになっています。



帯状のスチレンボードの裏に垂直と斜めの等間隔の切れ目を入れ、ヘビ状にうねる
プレートを檻をイメージさせるキューブの中で自由に動かせながら、空間を構成しています。

上から見るとこういうふうになっています。タイトルはそのまま「シロヘビ」!
学生らしい元気な案です。



森の中をイメージした作品。木漏れ日をダブルスキンによるスクリーンの重ね合わせ
によって抽象的に表現しています。


やわらかい光のグラーデーション。


最後は、キューブを鳥かごに見立て、かごの鳥になった気持ちで人が屋上へと
上っていけます。かごからはみ出したスロープは束縛から逃れる自由を表わし、
外形のフレームは、たまごを三つ積み重ねたものを抜いてできた図と地の地で
屋上を支えるエレガントな構造体になっています。

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2007.12.04

やわらかさ

以前、建築におけるやわらかな表現としてフローラルな雰囲気について
取り上げましたが、表現ではなくやわらかさの捉え方として考えた場合、
建築をソリッドのかたまりとして削りだしていくイメージからは、やわらかさの
雰囲気は、出てこないと思います。
建築を内側から膨らんだ気泡体として捉えると、そこに空気としての
やわらかさが生まれてくるような気がします。
やわらかさを表現として捉えるのではなく、最初のかたまりを空気として捉える
ことが、やわらかさにつながっていくのかもしれません。
最初にどう捉えるのかがとても大事な気がします。

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ハラハラと落ち葉が次第に吹き寄せられ

集まって重なり合います。

重なり合った落ち葉に家族のルールを与えます。

それを抽象化してLEAFをROOFにします。

団塊の世代のお二人の最後の棲家。この落ち葉のように色づいて欲しいと思います。

LEAF HOUSEの実施設計も先週の水曜日にやっと終わり、
施工業者の方への見積り依頼も完了。
見積り提出日の今月の17日まで、しばらく待機です。
きょうからは、いよいよ熊本のRIVERSIDE HOUSEの実施設計に
取り掛からねばなりません。
相棒の藤山は今日は休暇を取って休み。
明日から、また叱咤激励してがんばってもらわねば。
今週は、2回目の提案をずっと待っていただいていたKさんの案をヒラノとともに
一気にまとめ、さらに千葉の住宅と三瀬のTさんの案も詰めていかねばなりません。
気を緩めずにがんばります!

“LEAF HOUSE実施設計完了” への3件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    ありがとうございます!
    そのうちホームページにアップしますので見てやってください!

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