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2007.12.02

師走の日曜日

いよいよ師走。
きょうは、妻の休みと重なったため
二人で朝から天神へ買い物に出ました。
師走の最初の日曜日。
天気も良く、冷たい空気がかえって気持ちよく感じられました。
街を歩く人々もみな足取りが軽く、楽しそう。
最近の若い人、特に男性のファッションは昔に比べ、格段にセンス良く
なったなあと思いながら、枯葉散る街並みを楽しみました。
さて、われわれは外部デッキに置く観葉植物の大きめの鉢と植物の確認に
渡辺通りからタカクラホテルへ向かう通り沿いにある外部用鉢物の専門の店に
行きました。いろんな種類のかっこいい鉢が置いてあり参考になりました。
かねてから懸案事項になっていた自宅2階の外部デッキをアウターリビング
としてデザインしようと考えており、外部用のソファも含め充実させたいと
考えています。
その後、先週オープンしたばかりのロフトへ行き、1年前の私の誕生日から
そのままになっている、購入のための腕時計を見て回りました。
それから、クリスマス向けに飾られた天神地下街を通り抜け天神コアの
メガネ店へ。妻のメガネ購入の立会い。
さらに、地下街で見つけたショーウィンドーに飾ってある服が、ロングブーツ
とライトグレーの八分長けパンツとジャケットに、しずんだ赤色のニット
と長めのネックレスの組み合わせが、スポーティーでエレガントな雰囲気だったため
かっこいい!ということになり、さっそく妻に試着。それ以外にも次々に試着して、
何点か購入。
結局、私は何も買わず、妻は大満足(すべて妻自身のお金です)の日になりました!
締めくくりは、国体道路の警固神社前にオープンしたばかりのホテルORUGAの
1Fカフェでゆっくりとお茶を飲み、暮れかかる一日の最後を満喫しました。

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大幅な見積りオーバーだったLIGHT TUBEも施主と工務店と設計事務所
3者の懸命な減額努力によって何とかご予算に近い数字になりました。
夏の当アトリエ主催のパーティーに来ていただいた建築家のみなさんの多くが
アトリエに置いてある巨大なLIGHT TUBEの1/30模型をみて、
これがその予算でできるなら、これから施工は大石さんに頼もう!と口々に
冗談をいっていましたが-----—できるぞー!
LIGHT TUBEは、チューブ状に構造用合板で固めた箱を中庭を中心に
らせん状に取り巻きながら上昇していく建物になっています。
チューブ状の内部空間も形状に合わせた連続性を持ち、全てが帯状で
ひとつながりのワンルームスペースです。
乞うご期待!

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対馬の調剤薬局は、今週の火曜日に上棟しましたが、12月中旬の保健所の
検査に向け、驚異的スピードで施工が進んでいます。
もう今週中に内外観の色決めを行なわなければなりません。
追いまくられている担当のヒラノが急いで準備した色彩案で打ち合わせを
行いました。
外観はこげ茶のフレームに縁取られた中に錠剤をイメージしたビタミンカラーを
アクセントとし、イエローウイッシュグリーンとうすいクリームイエロー、ホワイトを構成的に
配置して、その上から型板ガラスを100mm離してかぶせ、
色がぼけてにじむような効果をねらっています。
私の同級生にとっては、脱サラ後のチェーン展開第1号店になります。
予算が厳しく、形は、薬局の出入口に必要な庇と自動扉のエンジンボックス
をそのままデザインに取り入れたものにしています。

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先日、東京のとある建築家の方のブログに紋きり型という題でコメント
されている内容に共感を覚えましたので、かいつまんでご紹介します。

「紋きり型」という意味は、きまりきった型とか、かたどおりで新味のないことをいいます。

その建築家は、芸術、建築、哲学に関する本に対する大変な読書家であり
レベルの高い内容には、とても感心させられています。

彼が紹介している本で、朝日新聞の天声人語を執筆されていた辰濃和夫
著作の「文章のみがき方」という本があり、

「紋きり型の言葉を使わないということは紋きり型の発想をいましめる、ということでもあり
これはいい文章を書くための基本中の基本だといっていいでしょう。」

という一文を取り上げ、「文章のみがき方」は「建築のみがき方」かもしれないと述べ、
定石どおりの表現は人に何かを伝える力が弱く、よい建築をつくるためには、
紋切り型の建築言語を使わないことが必須である。
だから、文章をみがくために良い文章を書き抜くように、よい建築をつくるためには
よい建築を見て記憶にとどめなくては、紋切り型を越えた建築をつくることはできない。
文章は生まれた時から、身近に身につけていくものに対して、建築は紋切り型が何かを
知るところから始め、そしてそれを使わずに作る努力が必要である。
普通の人は、紋切り型ができたところで一人前だと錯覚しているが、
その先に、本当の意味での創造的世界が拡がっていると。

私は、まず紋切り型というものの基準をどう捉えるのかが必要だと思っています。
普通、感性がない人は、紋切り型がどうかもわからないのであり、
わからない人に紋切り型でないものを求めても所詮無理な話だと思います。
人は自己認識しない限り目標は生まれません。
感性とは、自己認識できる能力があるかどうかであって、才能ではないと思っています。
認識さえできれば、目標ができ後は努力次第によって得られる価値が決まって
くると思っているのですが-----—。
また認識できてもどう越えればいいのか方法論が見つからなければ次のステップに
行けません。
建築におけるユニークさを求めていきたい私としては、今後いくつもの壁を
突破していく方法が問題なのです!

“建築におけるユニークさ” への3件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    >建築は紋切り型が何かを知るところから始め、
    >そしてそれを使わずに作る努力が必要である。
    すごく難しいですが、的を得ていますね。
    それを使わずに作る努力・・・
    これが、一番むずかしい。(笑)
    でも、一番、楽しい努力かもしれませんね。

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2007.11.27

ばかっぽい夢

夢を見ました。夢の中で桜坂プロジェクトのプランについて
これいい!!というのがありました。
これは夢だからという認識もあって
憶えておいて担当の笠置をあっと!言わせるぞー!!ヤッホー!!
ヒャツ、ヒャツ、ヒャー!
ホホーいいねーこれ、そうかこんな案があったんだ!
たぶん、寝ている私を誰かが見ていたら、きっとニヤニヤしながらヨダレを出してて
気持ち悪く思われたかもしれません。
朝起きて、早速、アトリエでその案を考えてみると
----------------実につまらない案でした。
夢の中では、すごく良く感じたし、何度もおかしくないか
夢の中で冷静に検討を繰り返している自分に自信があったのに
あの夢は何だったんでしょうか?
実にばかっぽい夢でした。
あー信じた自分が悔しいー!
睡眠時間かえしてー! 

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