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福岡県の苅田町で計画をすすめていた住宅 5 Similar Houseが
昨日から今日にかけて上棟しました。
思い返せば、最初の面談が昨年の3月28日。
それから、お時間をいただいての最初の提案が7月1日。
3案のうち2案は、私がまとめ、1案は、私のスケッチを笠置がまとめました。
このスケッチは、最初に私がいろいろと扱っていたのですが、他に2案イメージが
湧いたため、気持ちがそちらへいっている中で、笠置がバトンタッチして
プランをベースに形とコンセプトをまとめていきました。
提案には、時間的余裕がなくかろうじて第3案として間に合いました。
その後、施主から、もっと透明感のあるものを求められ、
透明感を空気感に置き換え、部屋が連続的につながっていく
シームレスハウスの提案を行ないました。
結局、最終的には最初にご提案した3案の中の笠置がまとめた案が面白く、
使い勝手もいいということで採用になりました。
それが、5 Similar Houseです。
結局、実施設計も含めご面談から1年以上かかっての上棟。
とても感慨深く、いままで急がずに待っていただいたお施主さまに対して
感謝したいと思います。
これから、手戻りがないように順次、打ち合わせを進めていくつもりです。

A案

B案

C案-決定
 
D案

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今日、福岡県の苅田町で着工している5 Similar Houseの顔あわせ会がありました。
この住宅は、建築プロデュースの会社であるフォルツアの紹介物件です。
これまで住宅をつくることに対し、各業種の職人さんたち(大工、左官、板金、塗装、クロス
、建具、造作家具、電気、給排水等)が自分の仕事に対して、責任や自負心を
持ってやることが少なくなってきている状況を踏まえ、
もっと施主や設計者の思いを伝えることによって自分たちがどんなものを作ろうと
しているのかを理解していただき、コンセプトに対するより良い提案や
全体の中での自分が担当している位置づけ、ポジションとしての重要性を踏まえた
仕事を通し、建物の竣工後に、家族に対しこれを俺がやったんだ!
といえるような家づくりをしましょうというのが、この顔合わせ会の主旨です。
確かに、工務店を挟んで、職人と施主、設計者があまりにも離れすぎると、
施工するほうも気持ちが入りにくい状況になっており、結果として良い仕事に
つながりにくい部分があります。
単純な話ですが、勾配屋根のある家ではなく、何故、わざわざフラットな屋根をつくらねば
ならないのか?という大工さんからの質疑もあり、疑問を持ったままでつくってもらうのでは
なく、我々にも説明を十分行なって理解してもらう義務があると思いました。
みなさんの自己紹介の中で、ご縁という言葉が数多くありました。
わたしも最後に、そういうご縁があるのですから、やる以上は逃げれません!一心同体です。
プライドを持って一緒にいい建物を作りましょう!という言葉で締めさせていただきました。

“5 Similar House 顔合わせ会” への2件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    昨日はお忙しい中、また遠いところまでおこしいただきありがとうございました。我が家の新築にたくさんの方がかかわってくださることに感謝しています。明日はいよいよ上棟なので楽しみです。お忙しい毎日だと思いますが、何卒よろしくお願いいたします。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    またもやフラットな屋根ですか~!
    確かに私も大石さんのデザインを見た時、現実味がありませんでした。
    こんなのが造れるの?とさえ思いましたが今は普通に感じています。
    一般の方が見るとまだ新鮮?なのかもしれませんね
     大石さんメール送るけど送れませ~ん

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住宅を検討されている施主の方へ建築家をプロデュースされる会社から
60問の問いに対する回答を求められました。
その中で、あなたの性格を一言で言ってくださいというのがありました。
ひと言は、とても難しい。
人間ってそんなに単純ではないと思います。
自分ではうまく答えられないので家族に聞いてみたところ、
妻には、不思議ちゃんと言われ、そんなの書けるはずないじゃない!
じゃあー、宇宙人っていうのはどう?
地球人からの仕事が来なくなるー!
中3の次男に聞くと、お父さん短気!
それって、お前がちゃん勉強しないからだろうが!
怒られても当然だ!
おい、知子!複雑ってどう?
あーそれもきっと変に思われるわ。明朗闊達っていうのは。
50才にもなってそれっておかしくない?
あー難しいねー。
そうだ面白いということにしとこう!
一問一答のおかげで大石家の夜はにぎやかにふけていきました。

“建築家一問一答” への2件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    あの一問一答の答えには、そんなやりとりがあったのですね。。。
    大石さんには‘宇宙人’って書いてほしかったです・・・。
    だって、たま~に大石さん‘宇宙語’しゃべるんですものっ(^-^)

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昨日、笹栗の家が上棟しました。
担当は、平野です。
平屋建てで、屋根を緩勾配の寄せ棟にし、室内の天井と一体になった
フラットなプレートを四周に回しているため、近くで見ると軒と縁の
二つの水平ラインが強調されるようになっています。
和風を望まれてのご依頼ですが、安易に妥協するのではなく、
施主と設計者との一致点を見つけ出すことが必要だと思います。
それが、結果としてご期待に応えることになると確信しています。
プランは、必要とされる部屋と付属諸室を書の一筆書きのように各々,壁で
緩やかにくくりながらもワンルーム的なつながりと心地よい拡がりを考慮しています。

この建物では、建具工事(外回りの掃き出しは、全て木製建具)と造作家具を
一括工事から切り離し、大川の前田建具製作所に別契約で依頼しています。
前田建具の前田さんは、30代ですがとても慎重で緻密、且つ腕のいい方です。
はじめて、ご一緒に仕事をさせていただいた長崎の住宅の造作家具の出来具合
をみてびっくりしたのがきっかけです。
当アトリエにとって、レベルの高い仕事をするための信頼できるブレーンだと思っています。

“笹栗の家 上棟” への2件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS:
    すごく広いですよねぇ!
    これからも、建築が進むたびに(企業秘密の時は結構ですが)ブログに掲載してくださいね。楽しみにしています。
    ‘西に向かって・・・‘も、この篠栗とは、地形や条件が違うようなので、こちらも楽しみです。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    いつも書き込みありがとうございます!
    今週は、水曜日に苅田町で計画をしている5 Similar Houseが上棟
    します。この物件も含め進捗状況をご報告していきたいと思っています。

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2007.08.23

静と動

設計事務所というところは、一般の方のイメージとして
毎日、デスクに向かって図面を書いている印象があるかもしれません。
また、設計事務所に行きたいと思っている学生諸君も設計行為に対し、
デスクワークでのデザイン的な作業を常に行なっているようなイメージ
があるかもしれません。
ところが、設計の仕事を通して面白いと感じるのは、現場監理です。
以外に思われるかもしれませんが、自分たちが図面上で創造したものが、
現実に形となって立ち上がっていく様は、感動的です。
ものづくりとしての喜び、ワクワク感は現場にあります。
僕たちは、静としてのデスクワークと動としての現場を行きかいながら
忙しく動きまわっています。
動き回れることが、デスクワークに常に新鮮なアイデアをもたらします。
静があるから動が生き、動があるから静が生きます。
静と動は、お互いが補い合うものとしての状態であり、我々の仕事において
重要なキーワードです。

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