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タペストリーハウス・・・都会のビルの中などで映える建物だなぁと好きでした。京都の町屋の家にも、こういった家の中にある箱庭みたいなものがありますよね。外からはわからない、家人だけの光と静寂がそこにある感じで、ガーデニングの好きな方とかにも好評かと思いました。大石さんの設計される家は、森林・海、自然の中にこそマッチするなぁと思うので、逆に家の中に自然を取り込む方法で、都会の中でマッチする家ができるのかぁと思いました。
建築には何も知識のない私ですが、読んでて非常におもしろいです。
・・・ちなみに我が家は竹の子が庭に生えるDOINAKAです。
2007.06.28
建築雑誌
当アトリエでは、定期的にいろんな雑誌を取り寄せています。
a+u,GAJAPAN、CASA BRUTUS、日経アーキテクチャー、新建築、
新建築 住宅特集、など。
その中で、住宅の設計において一番重要視しているのは、新建築社の住宅特集です。
一般の人向けの雑誌ではありませんが、月刊をストックしていき、
設計における参考として頻繁に使用しています。
写真という情報は、どんなに細かく意識を集中して見ても、結局全体像しか把握
できていません。
計画やデザイン、空間の見え方など、設計を進めているそれぞれのケースにおいて
似たような参考になる事例を集める目的があると、これまで何気なく見逃していた
ものが、写真を通して間違いなく見えてきます。
模倣のために集めるのではなく、どう対応しているかを知ることが必要です。
今月号は、気に入らない住宅ばっかりとかいうレベルではなく、あらゆる情報は、
目的を持つことによって意味のあるものに変わります。
したがって、設計行為はあらゆる段階(プラン、空間構成、ディテール、材料、デザイン)
において目的が発生するもの(目的がなければ統合されたものにはならない)
であり雑誌の情報は、大変貴重なものです。
2007.06.27
アトリエから700歩!
最近、アトリエから近くの設計依頼物件が多く、大変助かっています。
きのうも、突然、アトリエの近くの土地を購入するかどうかで迷われておられる
方からご相談の電話がありました。当日中に返答しないといけないという
ことで、事前に敷地を見に行き、夜の7時にアトリエでお会いしました。
本当に突然のお話でしたが、たまたま対応ができて良かったです。
当アトリエのことは、建築ジャーナルから出版されている「九州の建築家とお見合いする本」
を見られて知られたようです。
土地は、公道まで巾2mの屈折した敷地延長によって法的に建築可能な30坪の旗さお敷地
になっており、西新という場所のわりには非常に割安感がありました。一番判断が難しい
車の出入についても実際に試されて確認済みでしたので、前向きに検討されることを
お勧めしました。
今後、契約されたならば、改めてお打ち合わせさせていただくということになりました。
今日の夕方、散歩がてら、どのくらい近いのか歩いてみました。バカですねー。
アトリエから700歩の敷地です!
これまでで最短距離!
ご予算も厳しくまだどうなるのかわかりませんが、とりあえずブログでご報告。
2007.06.26
5 Similar House
苅田町に着工した施主の方からきのう,ブログ上での建物の名称SWASTIKA2が
嫌だとのご連絡をいただきました。SWASTIKAというコンセプト名が嫌というのでは
なく、2が嫌ということでした。
なるほど確かに、苅田町の住宅は他のどこにもない住宅だと思っていただいている
お施主様にとって、2は二番煎じのようで,大変よく理解いたしました。
逆にこの住宅に強い思い入れをもっていただいて大変嬉しく感じました。
そこで新たな名称を決めました。大小5つのL字形の建物が卍状に組み合わさった住宅
として「相似」という言葉を使用してみることにしました。
「5 Similar House」
結構いいじゃん!と勝手に思っています。
2007.06.25
資格試験
今日は、大変蒸し暑く夏のような天気でした。こういうときは、月曜日でも
スタッフを誘って生ビールを飲みに行きたいところですが、声をかけたらこれまで
必ずついてきたスタッフのHが、絶対に応じてくれません。
実は、Hは今年、一級建築士の資格試験の2度目のトライです。
昨年、合格した笠置は絶対にテレビを見ないようにコードを引き抜いたりしたようで
みな、誘惑からの様々な対策を考えているようです。
一級建築士の資格試験は、大学の建築学科を卒業した場合、実務経験が2年以上
たてば受けることができます。(大学院卒の場合は、経験無しでもOK)
学科と実技の2次方式になっており、学科が受かって実技で落ちた場合、次の年のみ
学科試験が免除で実技を受けることができます。
合格率は、学科で10%、実技で30%くらいですが、遅くまで働きながらの深夜の
勉強、日、祭日もほとんど勉強に時間を割かねばならず、大変フラストレーション
が溜まります。
よく、資格とは「足の裏に付いた米粒」と言われます。
取らないと気になるし、取っても食えないということです。
現実に、建築設計において資格を取ったからといって急に仕事の依頼が来るわけでもなく、
信用上のメリットしかありません。ただ、将来独立する際、そのメリットが最低限必要になる
ため、頑張らざるを得ないのが実状です。
学科の試験は7月22日です。
設計事務所のスタッフ諸君!がんばれー!
早く終わっておじさんの相手してー!
2007.06.23
タペストリーハウス轟沈!
きのうから少しまとまった雨が降り、梅雨らしい一日となっています。
朝の10時より、施主のご実家にお伺いして,先日ブログに書いた第3案
タペストリーハウスの提案を行なってきました。
プランを見せた瞬間、奥様の表情が冴えず、(あぁー気に入っていないなあ)と
思いました。ご主人は一生懸命前向きにフォローされていましたが、個室同士が
分離されすぎていることへの強い拒否感がおありのようでした。
前回ご提案した幕の内ハウスでは、プランがランダムになっているため、結果として
フレキシブルな対応が可能な構成になっていましたが、
今回のように幾何学的構成で形を決めてしまうと対応が難しく、施主の一言で
一角が崩れ、一気に成立しなくなる弱さがあります。
でも、そういう部分が見えたら見えたで、プランニングって面白いと思います。
とにかく、お互い気を取り直して、福岡の寿司屋はどこがおいしいかとか山笠の話とか
3時間程いろいろとお話させていただき、ご主人からの前向きな逆提案もあり、
再度、第3案を検討することになりました。
また、同時にもう一度、お互いにとって諦めがたい第2案幕の内ハウスのコストダウン
を考慮した調整案をつくり、最終判断を仰ぐことになりました。
“タペストリーハウス轟沈!” への2件の返信
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いつも書き込みありがとうございます。建築分野外の方に読んでいただいて光栄です!自然が回りにいっぱいあるところって、当たり前になって
あまり意識しないかもしれませんが、建築というフィルターを通すと
見違えるほど生き生きした素晴らしい風景になります。そこが僕たちの
腕の見せ所です!そうでないとても自然が限られた都会でも同じような
方法でうまく内部空間に取り込んでいけます。どんなに過酷な状況でも
逆手にとれば、逆に普通以上に面白いことができる場合があります。
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(またまたNです・・・お邪魔でしたら遠慮なくいってください。)
一級建築士の取得は大変だと聞いておりましたが、合格率がそんなに厳しいとは。確かに私のような建築素人の一般人は『一級建築士』の看板があると理由も無く安心してしまいます。・・・頑張ってください。
ちなみに、菊川レイさんは東京大学の建築学科だったような、でも彼女は2年の実務経験がないので、免許は持っていないんでしょうね。
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そうですね。1,2次通しての合格率は3%ですから厳しいかもしれません。実技試験はいまだにA3が入る木製の製図版を各自用意してT型
定規を使って図面を時間内に仕上ねばならず、きわめてローテクです。
菊川レイがそんなもの使用して試験を受けているシーンを想像すると
シュールですよね!
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先日は失礼しました!翌日、奥様にタペストリーハウスプラン見せていただきました^^;。次のプラン、とっても楽しみのご様子でしたー。・・ところでスタッフのHさん、しばらくは大石さんの甘~い誘惑(><)に負けず・・試験勉強頑張ってくださいね^^ ♪ いつも小気味いい、テンポのいいブログ・・楽しく読ませていただいてます!