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こんにちは、ライターマンのスタッフです。
最近blogを楽しみに拝見させて頂いてます。
アレッ?文字が大きかったの一日だけですか?笑
ライターマンも28日以降の文章は力みがなくなって、大石さんらしくなってきたバイっと言っとります。
これからもblog楽しみにしてマス
2007.06.09
西に向かって開け!プロジェクト進行中
西に向かって開け!プロジェクトの実施設計が進行中です。
プロトハウスからのご紹介物件です。
場所は、福岡市内の筑紫ヶ丘の小高い丘の上で、西側に素晴らしい眺望が拡がります。
景色は大変良いのですが、夏の西日はとても厳しいものがあります。
スタッフとのディスカッションの結果、
A案は、笠置が担当。B,C案を私が提案することになりました。
A案では、空間の中での眺望を敢えて限定させ、行動による空間体験が生活に心地良い
リズムを刻むことを意図して、1Fのパブリックな場に大きな開口部を設けず、
吹抜けを通して西からの光の強弱を感じてもらうことが、強い西日を避ける上でも
合理的であり詩的体験が味わえることを強調しました。
そして、体を動かして2Fに上がれば、素晴らしい眺望と大きな感動が得られる、
景色と空間との新しい関係性の構築を提案しています。
B案は、2階建ての隣家がある南側を避け、あくまで西側に大きくラッパ状に開いた
開口部の外側に、夏場の昼以降における各時間帯の太陽高度と方位を踏まえた
異なるレベルの3つのテラスを、パブリックスペースのある2Fに設置し、
構成上の工夫(積み上げられた四角いいリング―イメージはそうですが機能に引っ張られて
そのようには見えていない)がデザインとなって陽射しをカットするとともに、
西の光の情景を生活シーンの中に風景として感じることを提案しています。
結局、A案では、必ず2Fに上がらないと眺望が体験できないことに対して、ご夫婦の
性格上面倒だということになり、施主の性格にもあっている大らかなB案で決定という
ことになりました。
2ヶ月に渡る基本設計としての詳細な打ち合せと検討を経て、現在、6月中旬の図渡し
(見積り依頼)に向け、担当笠置で実施設計中です。
2007.06.08
天才と凡才
今から30年前というと若い人たちは随分昔のように思うかもしれませんが、
私が学生だった頃から、30年前の状況より、今から30年前の方が
極端な差はないように感じます。
それだけ、僕たちの時代に日本という国が成熟してしまってそれからの
変化が少ないのかもしれません。悪く言えば停滞しているとも言えるし、
よく言えば安定してきたとも言えます。
急速な変化がないので年代間のギャップが昔より少なく、面白い部分もあります。
ところで、30年前の学生の頃、私の学科には、基礎造形という科目があり、
粘土や鉄を使用した実習課題がありました。与えられたテーマに対して、
アイデアをひねり出すのが大変苦痛で、指導の教官に天才たちもみな
このような生みの苦しみを経験するものですか?と聞いてみました。
すると「大石君!凡才は生み出すのに苦しみ、天才は泉のごとく溢れ出るもの
から選ぶのに苦しむんだよ!」
あーあ僕は凡才かぁ!と随分落胆した記憶があります。
でもアイデアは、努力するものです。選択の巾を拡げるためにも
若いときに訓練しておかなければ、出るものも出なくなります。
学生諸君!今が一番大事なときです。
2007.06.07
今日は近大の授業
今日は、飯塚にある近畿大学、産業理工学部、建築・デザイン学科の授業だった。
2年前よりNKSアーキテクツの末廣宣子さんと工藤卓教授の下で非常勤講師
をやっています。
学内を歩いていると学生から呼び止められて、「大石先生!先生のブログ見ています!
ブログ面白いです!」と言われた。
嬉しかった。
猿渡、藤井君ありがとう!もう一人いたけどすいません、名前忘れました。
君たちは優秀な学生です。とくに猿渡君には今回の課題に満点をつけました。藤井君とともに才能があると思いますのでがんばってください!
ライターマンのスタッフよ、お世辞を言わない学生からも
わざわざ呼び止められて面白いと言われたんだぜ!
うちのスタッフからは、ヒヤヒヤされながらみられていますが俄然やる気が出てきました。
これからもブログがんばります!
“今日は近大の授業” への2件の返信
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書き込みありがとう!そちらのスタッフのブログも楽しませてもらっています。ゴロー本当にかわいいですね!うちのスタッフからも犬を飼うように
切望されていますが、ゴローみたいな犬見つかるかなー。
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2007.06.06
Swastika2まもなく着工
2007.06.02
熊本へ
熊本へ行ってきました。ご依頼は、ご主人が高校の数学の先生で
奥様が中学の英語の先生をされている若いご夫婦です。
もともとご主人は、建築にとても興味がおありで、ご予算が厳しいなか
奥様を説得されてのご依頼です。私のことはホームーページを通して知られたようです。
場所は、熊本市内を流れる白川沿いに面した細長い三角形の変形敷地
ですが、高さ3.4mの土手越しに見える川辺の風景は、格別の眺めです。
今回、お会いするのは土地購入のご相談を受けた昨年の8月と計画を始める前の
事前打ち合せを今年の4月にお伺いして以来3回目ですが、初めてご自宅に伺いました。
ご自宅の状況を僕たちに見せることは、頼まれる側からすれば勇気がいることですが、
実は今後設計を進めていく上で大変大切な情報が何気ない生活の中にころがっている
ことが多く、出来る限り確認したいと思っています。
お持ちの家具などは、写真を頂いて理解していましたが、液晶TVを置いた手作りの
キャビネット、組み合わせによって形を変えるローテーブル、ルイスポールセンのペンダント
同じく、手作りのステレオプレイヤー用キャビネット、アーネヤコブセンによる革張りの
セブンチェアとハンスウェグナーのEasyChair
置物も含め統一感のあるインテリアにはびっくりしました。今回特別にご了解を得て
公開させていただいています。
いい物をただ買い揃えるだけではなく、ご自分達で手作りなどの工夫をしてコーディネート
されておられたのが、shima styleの施主と似ており共感を覚えました。
ところでご自宅の提案についてですが、今回は、2案ご提案しました。
一つはコストを踏まえた現実的な案、もう一つは思い切り大胆な案。
当アトリエでは、通常現実的な方を私がまとめ、大胆な方は、考え方のみ指示した
上でスタッフにまとめさせます。スタディのプラン化の段階で現実的な部分が欠落して
いるところを私からボコボコにされますが、何度もチェックをいれ、アトリエとして
提案できるものにまとめていきます。
スタッフの能力をバランスよく伸ばすには、この方法が良いと考えています。
さて結果はどうなるか?大胆な案は、コストをどう抑えるかにかかっており、
私としては、挑戦したいと思っているのですが。
アトリエとしては、これが現実的案に落ち着いたとしても、今後、こういうことを
積み重ねることによって自分の枠からの突破を図りたいと考えています。
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こんにちは。6月7日の日記で名前を忘れられてた者です笑 ちなみにレゴのよく分からないものをつくった者です。いずれ有名になりますのでちょっと待っててください。
自分はさっきこのブログを発見したのですが自分も凡人みたいです。けど選ぶより生み出す方が楽しそうなんで気にしません。
あとこのプロジェクトはうちの結構近くでやってるみたいなんでいずれ猿渡君達と見に行きます!
近大の方はグループが変わりましたけど、そっちのグループも面白いことを考える人が最低3人はいますので期待していいと思います笑
最後になりましたが、これからも近畿大学学生をよろしくお願いします。
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稲田君!書き込みありがとう。名前忘れてすまない。君の案も最後に
大きく捉え方を変えて良かったと思っています。いずれ有名になろうという意気込み大いにヨシ!
これまで空間造形演習で男子は、課題に対する発想と完成度において女子に圧倒的に弱く、情けない状況でしたが、今年は気概のある男子
生徒が多く期待しています。筑紫ヶ丘の住宅は年末には完成の予定で
オープンハウスを行いますので是非見に来てください。