2019.04.09
秋月 つづき
ところで秋月には柳瀬真澄氏が設計された「秋月の家」がありますが、
このすぐ近くに隈研吾さんの元スタッフで藤原徹平さんが設計された
ギャラリー+民泊の建物が竣工しています。
この地区は「秋月の家」もそうですが秋月伝統的建造物群保存地区に
指定されており、柳瀬さんもかなり苦労されたお話を伺ったことがあり、
柳瀬さんの苦労がきっかけになったのか規制が少し緩くなったようで、
それをクリアしてこの建物も建っているとのことでした。
結果的に切妻の形態がミニマムなものとして表現されているように感じました。
手前の平屋がギャラリーで奥の2階建てが民泊の建物だろうと思います。
2019.04.08
秋月の桜
今年の桜は、花冷えもあってか散るのが少し遅れているようで
桜が満開の秋月へドライブを兼ね妻とともに行って来ました。
秋月城址前の桜並木は道と両側に咲く桜との距離感が程よく、
またひらひらと落ちる桜の花びらも美しく、非常に風情があります。
ここを行ったり来たりしながら、その後、近くにある
武家屋敷の久野邸を見に行きました。
門をくぐり入るとこの玄関前のこじんまりとしたスペースがとてもいい。
建築の専門家として武家屋敷が本来どういうものか
十分な知識を持っていませんがこの建物には武骨なところがなく
かなり繊細に造られており続き間としての連続性や庭との関係性が
素晴らしいと感じました。
この玄関も門をくぐると土間のある玄関がオープンになっており、
板戸は上がり框のところに観音開きで付いています。
真壁構造による柱と鴨居による面分割が美しい。
玄関脇に取られた坪庭の程よい大きさもいい。
メインの庭はこの部屋の右側に座敷が続いており
その座敷の北側に拡がっています。
奥の寝所に隣接する書斎より南側の庭を眺める。
この住宅には珍しく2階があり、説明によればこの部屋は
この住宅の主人の寝所だったのではということでしたが、
ここの開放性が心地よく素晴らしいと思いました。
この建物は、秋月氏が高鍋へ移封された後、
秋月黒田藩の初代藩主として福岡藩主、黒田長政の三男、長興公に
従い移ってきた中老、久野氏の居館で、通常2階に居室を設けることは
許されていないながら藩主との特別な関係で
許可を受けたものとのことでした。
武家屋敷とは言え、我々庶民の住まいとしての雰囲気があり
飛騨・高山の民家と違い親近感があります。
これは久野家の近くにある家老格の田代家の住宅ですが
ここはいわゆる武家屋敷としての素朴さがあり、
久野家と比較した場合洗練度の違いに驚かされます。
この写真は日本的奥行き感が出ているようで撮りました。
秋月に行かれた際は是非、これらを見学されることをお勧めします。
2019.04.02
春のお墓参り
新しい元号が発表となった1日は、休みを取り妻とお墓参りに行って来ました。
糸島の二見が浦公園墓地は海に面しており、海をバックに桜を見ることもでき
改めて環境的に恵まれていると思いました。
2019.04.01
新しい元号
本日(4月1日)に、5月から施行される新しい元号が発表されました。
前回の「平成」の時は天皇陛下のご逝去に伴う改元で
昭和生まれの我々にとっては初めての経験でしたが、
陛下のご逝去でもあり、改元を粛々と受け止めたものでした。
今回は天皇陛下のご退位に伴う改元でもあり、
我々国民にとっては非常に興味津々の改元で
こういう感覚で改元を迎えるのもいいなあと思いました。
テレビでの菅官房長官からの発表を緊張と好奇心の思いで拝見しましたが
「令和」と聞いて一瞬、えっ?と思いました。
それは「昭和」の「和」がまた使われたことによる意外性に驚いた
というのが最初の気持ちです。
ただ、「レイワ」という発音には何だか知性を感じる響きがあり
いいと思いました。
いくつかのテレビをはしご見しての受け売りですが
早大の元総長の方が発表される前の持論として
これまで安政以降の元号の呼び方において2文字の最後の文字が
語尾が延びるパターンと締まるパターンの繰り返しになっており
今度の元号は前回の「平成」の延びるパターンから締まるパターンになる
可能性があるとおっしゃており、そのようになったのは驚きでした。
「令和」これが万葉集の優雅な宴から取られたという根拠と
「和」を和らぐと捉えたところが素晴らしいと感じます。
語韻の響きは理知的でありながらイメージは情緒的という
まるでヘルマン・ヘッセの「知と愛」のような二つの価値観を共有することで
人間はより高次元へと昇ることを表しているような——。
2019.03.22
久留米I PROJECTしっくい完了
正方形のプランの中心であるコア部分にあるキッチン上部の
トップサイドライトから落ちる自然光は、
上部のルーバー(これから取り付け予定)からと
背面に取られたライトボックスの反射光からの二つに分かれ
内部空間を光で満たします。
子供室よりダイニングを見る
ダイニングから子供室を見る
残りの工事は建具工事とキッチンの造作家具工事になります。